アダムス

「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)」や「Loropiana(ロロピアーナ)」、「SCABAL(スキャバル)」など、イタリア製の最高級生地も用意している。「世界的にも最高峰の高級生地を使うのであれば、手作業で全てを仕上げなければ、その生地の本当の良さを出せない。勿体無い」という持論を持ってスーツづくりを行う
創業100年。一着を全て手作業で仕上げる
フルオーダーのビスポーク・テーラー
ご紹介する小倉の〈アダムス〉をご存じの方は、オーダースーツに精通している方だろう。1922年に創業し、2022年で100周年を迎えた同店は、フルオーダーのビスポーク・テーラーである。
合理化が進むスーツ市場の中で、全ての工程を手作業にこだわって一着を仕上げる同店。職人の数も少なくなっている現在では、稀有なテーラーと言えよう。出来上がったスーツは、マシンメイドでは出せない柔らかさを持ち、体型を完璧にカバーしながら、着る人を美しく表現してくれる。特に動きが大きくなる袖付けの部分には、手作業の職人技だからこそできる絶妙なゆとりを持たせ、窮屈なく楽に腕を動かすことができると、その着心地の良さにリピートするお客様が多い。
さらに、手作業で仕上げるスーツに相応しい最高級の生地が用意されており、生産量の限られるイタリア製の「Ermenegildo Zegna」の「15 Milmil 15」は、羊毛でありながらカシミヤのような柔らかさと光沢で一番の人気だという。この生地はサンプルを発送してくれるので、先ずは確かめたいという方は、どうぞお問い合わせを。
仕立てに約1カ月、20万円〜という価格から、顧客の多くは会社や病院の経営者、政治家が多く、県内外から訪れる人も多い。最近では、そのこだわりの一着を求める若い人も増え、女性客も訪れるという。
艶やかなシルエットを持ち、誰もが羨む最高級の名生地で仕立てる一着は、パターンオーダーやイージーオーダーでは物足りないスーツ上級者の方にこそおすすめである。
ベテラン職人が一針一針丁寧に縫い上げるスーツに腕を通せば、これまでにない感覚と体験できっと満足いただけるだろう。
ここ〈アダムス〉は、“真のビスポーク・テーラー”である。

代表 吉田 勲氏。スーツ上級者であれば、着用しているスーツを見るだけで、そのクオリティの高さがお分かりであろう

合理化が進むスーツ市場で、多くのテーラーが縫製工場に依頼する工程を、〈アダムス〉では5人のベテラン職人が一針一針手作業で一着を仕上げる。“真のビスポーク・テーラー”である


最高級生地「Ermenegildo Zegna」の「14 Milmil 14(14ミルミル)」で仕立てたフルオーダースーツ

豹柄の裏地がお洒落上級者を感じさせる



店舗情報
アダムス
住所 | 福岡県北九州市小倉北区江南町4-2 |
電話番号 | 093-921-4129 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://adams-4129.com |