シャトー勝沼

写真は良質なぶどうを生産するための好条件を備えた、自社所有のぶどう園。ぶどう園の一角、特別単一区画「上菱平」では、シャトー勝沼の最高級銘柄「鳥居平今村」(720ml 5,500円)の原料となるぶどうが生産されている
国産ワインの歴史と共に歩み140有余年
果物王国山梨の老舗シャトー
日本のワインは現在こそ世界的に評価されているが、高温多雨な気象条件の中で良質なワインを安定供給できるようになるまで困難を極めた。国産ワインの一大生産地である勝沼もそれは同じ。そんな勝沼の中でわずか70ヘクタールしかない鳥居平は、豊富なミネラルを含んだ地質、水はけが良く日照時間が長い南西向きの急斜面、朝夕の寒暖差等、ワインの神様に愛された自然条件を持つ希有な土地。〈シャトー勝沼〉は、この鳥居平で明治時代初頭より本場フランス仕込みのワイン造りを手がけてきた老舗のシャトーであり、国産ワインの発展に大いに貢献してきた。
ワインは他のお酒と違って水を一切使わず、ぶどうの果汁だけで造る。同シャトーは恵まれた立地に甘んじず、自社園はもちろん契約栽培農園でも有機質肥料を使用する土作りを行う等、様々な工夫を凝らす。3代目当主の今村英勇氏曰く「根性をいれまくった」というぶどうは、糖度が高く凝縮された果汁が溜まるようになる。収量を上げるとどうしても味が薄っぺらになりがちだが、自然の収量規制が働く鳥居平のぶどうからとれるエキスが濃縮された果汁は、結果的に良いワインとなって生まれ変わる。こだわりのぶどうを使って造られた商品は、国内のみならず、世界のワイン愛好家達からも支持されている。
また、同シャトーの敷地内は、豊富な銘柄を揃えた直営ショップ、ワインと本格的なフレンチを愉しめるレストラン、製造工程を見学できるワイナリーを併設している。遠方のゲストのために常時100種類以上の銘柄を揃えたオンラインショップも用意しているので、この機会に、世界に誇る国産ワインをぜひ味わってみてはいかがだろうか。



ワインの製造工程を見学できる見学プログラムは、毎日開催中。事前予約も不要なので、ふらっと立ち寄った際でも気軽に愉しめるのが魅力だ

直営ショップには、店内限定の商品も販売されている。気になる銘柄があれば試飲も可能だ

ひんやりとした空気の地下ワインセラーには、100年以上も熟成されたコレクションをはじめ、約5万本もの銘酒が眠る
店舗情報
シャトー勝沼
住所 | 山梨県甲州市勝沼町菱山4730 |
電話番号 | 0553-44-0073 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 無休 |
ホームページ | https://www.chateauk.co.jp/ |
※商品価格は全て税込み価格になります