ステーキ&ワイン 存じやす
極 存じやす

お席はカウンタースタイルのL字の6~8席と、同じく一枚板のカウンター10席のみ。1日1回転のみという贅沢なものだ。目の前で料理を手掛けるシェフの仕事を眺め会話を愉しむ大人の時間を存分に
栃木の洋食文化を形作った老舗の
変わらぬ味、新しい味
栃木はもちろん全国のグルメ、そしてステーキ愛好家で、〈ステーキ&ワイン 存じやす〉の名を知らない人はいないだろう。今や栃木を代表する郷土の味・ステーキのたれの生みの親・小林 藤一郎氏が、1932年に興したフレンチレストランの名前である。同店の顧客には、食通で知られる池波 正太郎氏も名を連ね、同氏のエッセイにも取り上げられているほどだ。
栃木の洋食文化のオリジンともいえる小林シェフの料理への想い、味へのこだわりを今に受け継ぐこの〈存じやす〉は、友人同士やご家族揃ってのお食事に、ビジネスユースをはじめ、様々なパーティの場として愛され続けるまさに名店。木のぬくもりあふれる空間で、指定生産農家が一頭一頭、丹精こめて大切に育てあげた、とちぎ和牛とワインのマリアージュをご堪能いただきたい。
そして、同店がさらなる美食の高みを目指す旗艦店として2007年に創業したのが、全席カウンターのみの〈極(きわみ)存じやす〉である。
「極」では、基本おまかせ料理のみ。お値段も1万5千円からと少々値が張るが、お値段以上の価値がある。地産地消の旬のもの、そして全国各地の逸品素材をシェフが厳しい目で選び抜き、対面式のオープンキッチンで、ゲストのお好みやシェフおすすめの手法で自在に組み立ててくれる。カウンター席のみで入れ替えがないため、時間を忘れゆっくりと酒食のひと時をお過ごしいただけるのもうれしい限りだ。
宇都宮で美味しいものを食べたくなったら〈ステーキ&ワイン 存じやす〉〈極 存じやす〉のいずれかへ。さあ、どちらにしよう。愉しい悩みに思わず顔がほころびる。

初代からの味を守り続ける伝統のステーキのたれは、栃木っ子が誇るソウルフードでもある

重厚で洗練された店内にはワインセラーが設けられている。ワインバーも手掛ける「存じやす」ならではの、目利きのワインも同店を訪れる愉しさの一つだ



1955年「存じやす」、店前でのスナップ。まだモノクロ写真しかなかった時代に、洋食文化の新しい風をいち早く運んだ店となった。写真下は現在の「ステーキ&ワイン 存じやす」の外観
店舗情報
極 存じやす
住所 | 栃木県宇都宮市中央5-3-5 |
電話番号 | 028-633-4147 |
営業時間 | 17:30~最終入店21:00(応相談) |
定休日 | 日・祝日 |
ホームページ | https://zonjiyasu.com/ |
ステーキ&ワイン 存じやす
住所 | 栃木県宇都宮市中央5-9-2 |
電話番号 | 028-636-8701 |
営業時間 | 【お弁当&デリカ販売】11:00~14:00(L.O) 【ランチ】12:00~14:00(L.O) 【ディナー】17:30~22:00(L.O) |
定休日 | 月曜日 |
ホームページ | https://zonjiyasu.com/ |
※現在当店では、充分な間隔を確保して営業しております