ファクトリーショップ 麹の杜

ファクトリーショップ 麹の杜こうじのもり

創業112年の老舗酒造が手掛ける
麹づくしの体験型製造工場

　お子さまから高齢者まで、滋養たっぷりで美味しく飲めるあまざけは、先人の知恵が活きる日本の伝統食。このあまざけの魅力をまるでテーマパークさながらに愉しませてくれるのが、ご紹介の〈ファクトリーショップ 麹の杜〉だ。

　2019年オープンの同施設は、明治43年に「狩生酒造場」として大分県佐伯市で創業の「ぶんご銘醸株式会社」と系列のあまざけ製造会社「有限会社亀の甲」が共同で開設に携わっている。西日本唯一の“見学できるあまざけ工場”として麹文化の魅力を全国へと発信し、地元佐伯市を麹のまちとして盛り上げることで、大分県南部エリアの活性化にも貢献する存在だ。

　山々に囲まれた敷地の総面積は、約1万4千平方メートルと広大で、見て・さわって・味わって・お買い物も楽しめる、麹づくしの観光工場として、麹製造工場・あまざけ製造工場・ファクトリーショップの3棟を備えている。2棟の製造工場には見学通路が設けられ、予約不要で麹づくりからラベル貼りに至る全工程を順を追って見ることができる。大量の米を巨大な機械で蒸しあげる様子等、一本のあまざけが一つの商品に仕上げられていく工程は、間近で見ると迫力満点で見ごたえがある。見学は無料。事前の予約も不要なので、気軽に利用できるのもうれしいポイントだ。

　また、併設のファクトリーショップでは、工場で作られた酒類豊富なあまざけをはじめ、母体となる「ぶんご銘醸」が手掛ける酒類や自家製麹を使ったオリジナル商品も豊富にラインナップ。麹を隠し味に取り入れた発酵カレーや塩麹唐揚げ、さらにはあまざけスイーツといったテイクアウト商品も人気がある。あまざけや酒類は試飲も可能なので、お気に入りの味をあれこれ選ぶのも楽しいものだ。

　東九州自動車道佐伯インターチェンジから車で約2分とアクセスも良く、大型駐車場が完備されているので、パーキングエリア感覚で気軽にお立ち寄りいただきたい。

店舗情報