レストラン三星

レストラン三星

食材にこだわり、安心・安全な美味しい料理を。
知る人ぞ知るフレンチの名店

　川口市の住宅街、幹線道路沿いで周りの建物に溶け込むように佇む白い一軒家。それがご紹介するフランス料理店〈レストラン三星〉である。目立つ看板は無い。営業していることを示すのは、トリコロールのフランス国旗のみ。車で初めて訪れる際には見逃してしまうかもしれないので、近くまで来たら、どうぞよくご確認を。

　オーナーでシェフの三星氏は29歳で独立し、最初に店を構えたのは大宮。川口に移転して14年の歳月が経ち、同店を知る方の中には「わざわざ都内まで足を運ぶ必要はない」とまで言わしめるほどのフレンチを味わえる。なので、一度訪れるとリピーターになるお客様もとても多い。

　三星氏の実家は精肉店。幼い頃から店で扱っていた美味しい肉を食べ、祖父と叔父が千葉で漁師をしていたことから、夏休みになると祖父の家で毎日採れたての魚を食べていたという。さらに習い事で茶道をしていた時には、師範から山野草について教わるなど、自然と食べ物の英才教育を受ける環境の中にいた。肉については修業を重ね、豚一頭を捌く技術も持っているという。

　そんな三星氏であるから、食材にはこだわり、可能な限り生産地へと足を運び、信頼できる生産者から直接食材を仕入れる。現在では店の隣に畑をつくり、自ら野菜を育てているのだという。召し上がったサラダや付け合わせの野菜は、その畑で採れたものかも知れない。食材は余さずに使うことも信条とし、フレンチの味の決め手となるフォンやコンソメ、料理に合わせるソースが自家製なのはもちろん、パンも国産小麦を使い毎日店で焼いている。

　初めて来店されるお客様にこそ「心地良く食事を愉しんでもらいたい」と、もてなす奥様の接客も丁寧でアットホームな温かさに満ちている。

　全ては訪れてくださるお客様のため。安心で安全な料理のため。そのためには、自分達の時間と手間を惜しむことなく料理に全てを注ぎ込む。

　ここ〈レストラン三星〉は、まだ訪れたことがないという方にこそ訪れていただきたい、フレンチの名店である。

店舗情報