レストラン三星

レストラン三星

厳選食材と“もてなしの心”でつくる
心づくしの本格フレンチ

　荒川を越えれば東京という川口市。県庁所在地のさいたま市に次いで人口の多い住宅街の一角、街に溶け込むように建つ白い一軒家レストランが、ご紹介する〈レストラン三星（みつぼし）〉である。ここは、オーナーシェフの三星氏と奥様が2人で切り盛りするフランス料理の店である。

　オーナーシェフ三星氏は実家が精肉店を営んでいたことから、毎日肉を食べていたという。また、祖父や叔父が千葉で漁師をしていたことから、夏休みには祖父の家で過ごし、毎日獲れたての魚を食べ、習い事の茶道の先生には山野草について教わるなど、小さい頃から知らぬ間に食べ物の英才教育を受けていた。後に肉の修業も積み、豚一頭をさばく技術も持っているという。それらの環境と経験からフランス料理へと行き着き、29歳で独立して大宮に店を構えた。川口に移転して12年目を数える。

　食材は生産者の顔が見えるものにこだわり、地元の野菜などを中心に揃える。食材によっては全国の信頼する生産者から直接仕入れている。それらの食材は余すことなく使い、フランス料理に欠かせないフォンやソース、パンやデザートも全て手づくりしている。定休日には食材を仕入れに行ったり、新しい食材を探したり、仕込みのために店を休むこともあるが、全ては訪れてくださるお客様のため、安心安全で美味しい料理のため。そのためには、自分達の時間と手間を惜しむことなく料理に全てを注ぎ込む。そうして仕上げる料理の数々は——美味しいに決まっている。「都内まで行く必要はない」と言うお客様が多いというのも頷ける。

　「店に来てくれるお客様のお時間をお預かりしている。食材を作ってくれた生産者さんの想いや気持ちもお預かりしている」。そんな謙虚な姿勢と感謝の気持ちを持つご夫婦がもてなしてくれるここ〈レストラン 三星〉は、フレンチの名店である。

店舗情報

※表記価格は税込み価格です