中野ファームのトマト
中野ファーム株式会社

トマトジュースのためのトマト
トマト本来の生命力を引き出して栽培
中野ファームのトマトジュースをご存知だろうか。糖度9・0度以上のトマトを使い、食塩も使用しないトマトだけで作られ、全国にたくさんのファンを持つこのトマトジュースを作っているのは、北海道余市町にある中野ファーム株式会社である。
中野ファーム株式会社は、かつて畚部(フゴッペ)村と呼ばれていた明治初期の頃に初代が入植し、ワイン用の葡萄やさくらんぼ等、主に果樹栽培で生計を立てていたのだが、台風による大きな被害を受け、苦渋の決断の末に、高糖度トマトの栽培へと転換した経緯を持つ。
トマト畑のある土地は、トマトの原産地である南米のアンデス地方と同じく水はけのよい赤土。トマトは乾燥し痩せた土壌でこそ本来持つ生命力を発揮するという。さらに余市町は日本海に面しており、ミネラルをたっぷり含んだ潮風や長い日照時間、大きな寒暖差等、トマト栽培にとっては自然条件が揃った土地なのだ。さらに「極力水を与えない永田農法」という独特な方法でトマトを栽培する。強い太陽と潮風の中で鍛え上げられたトマトは、小ぶりながら深い甘味とすがすがしい酸味が詰め込まれるのだ。そして栽培時の最大の敵は「雨」。水を与えずに育てているトマトは少しでも水分を感じると「本能的に吸おう」とするらしい。ビニールハウスの土に水分が染み込まないよう、雨どいを付けて対応を行っているのだ。
自然と向き合いながら家族で手間ひまを惜しまず作るトマト。トマトジュースのファンはそのトマトを“食べてみたい”と、遠くからもいらっしゃるという。そんな方々のために、季節限定ではあるが、7月と8月の土曜日・日曜日にだけ、直売所を開いている。
こだわりのトマトを育成し、トマト以外には何も加えないトマトジュースを作る。中野ファームのトマトとトマトジュースは、まだまだ美味しくなるに違いない。





店舗情報
中野ファーム株式会社
住所 | 北海道余市郡余市町栄町551-6 |
電話番号 | 0135-22-2203 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 土・日曜日、祝日 |
ホームページ | https://shop.farmnakano.com/ |