丸嘉小坂漆器店

華やかさと落ち着きを兼ね備えた艶、日本の美意識を体現するような色彩、肌が吸い込まれるような感触。万華鏡を思わせる個性溢れる漆硝子器「百色 hyakushiki」
伝統を現代の文脈により進化させる
職人工房が手がける百色の漆硝子器
硝子に漆を塗るということは、簡単なようでいて実は非常に難しい。塗ることはできても、数ヶ月後には容易に剥離してしまう。この大変に困難な、硝子への漆塗りを可能にする技術を利用した、漆硝子器の製造販売を行うのが〈丸嘉小坂漆器店〉。漆塗り工房と木工房を構え、漆器から漆塗り家具まで幅広く手がける工房だ。
2013年に立ち上げた漆硝子器の新ブランド「百色 hyakushiki」は、硝子の煌めきと漆の華やかさが混ざり合い、まるで万華鏡(百色眼鏡)を覗いた時のような色彩が特徴だ。天然塗料であるが故に扱いがとても難しい漆は、環境の変化で仕上がりの色が常に変わり、万華鏡の様に再び同じ模様が現れることはない。これまでの漆器の印象を塗り替える色鮮やかな漆硝子の器は、思わず感嘆の声が漏れるほどの美しさ。あなたにもぜひお手に取って頂きたい。その鮮烈なまでの美しさに感動を覚えることだろう。同店で扱う全ての製品は、卓越した匠の技を持つ職人が手仕事により作りあげる。手仕事で作られる製品は、同じ柄でも同じものがふたつとなく、どれもが世界でたったひとつのオリジナルとなる。ある意味一つひとつがプレミアムな製品だ。
伝統工芸が衰退する昨今、木曽漆器も例に漏れず生産量も担い手も減少の一途を辿り、その現状を打開したいという強い思いから同店では、木曽漆器のPR、担い手の確保にも力を注ぐ。若い職人を受け入れ、技術継承にも努める。400年以上もの長きに渡り受け継がれた、木曽漆器の技は日本人のみならず、海外でも大きな評価を得ている。この伝統工芸を次世代に繋げ伝えるべく、伝統と新しいデザインの融合した漆器作りに日々勤しんでいる。

シンプルでありながら高級感を感じさせる硝子ボウル

代々木曽漆器という伝統工芸を生業としてきた丸嘉小坂漆器店だからこその手仕事の良さが感じられる製品は、伝統を学び受け継いだ職人が使い手に思いを馳せつつ、一つひとつ丁寧に仕上げる

艶やかな色彩が美しい漆硝子器の花瓶

漆特有の色彩と艶で食卓を華やかに飾る

グラスに浮かぶ幻想的な景色が変化する漆硝子の酒器
店舗情報
丸嘉小坂漆器店
住所 | 長野県塩尻市木曽平沢1817-1 |
電話番号 | 0264-34-2245 |
営業時間 | 平日 10:00〜17:00 土・日、祝日:不定期営業 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | http://www.maruyoshi-kosaka.jp |