京洋菓子司 ジュヴァンセル

竹をテーマにミレニアムイヤーに生まれたパウンドケーキ「竹取物語」。国内産の栗と黒豆を厳選し、生地作りから流し込む作業、栗・黒豆を混ぜ込む作業までは全て手作業。柚子や隠し味のラム酒のバランスも秀逸な大人のためのパウンドケーキだ 一本3,240円
伝統文化の息づく京都に根差した
和洋の枠を超えた京洋菓子
1988年の祇園祭の日、御池高倉に誕生した〈京洋菓子司ジュヴァンセル〉。ジュヴァンセルは、乙女を意味するフランス語。その名の通り、企画から製造、販売までの全ての工程において、女性のやわらかな感性を活かしながら、洋菓子・和菓子のジャンルにこだわらず、伝統文化の息づく京都に根ざした“京洋菓子”を愉しませてくれる。
旬の厳選素材をふんだんに使って一つひとつ丁寧に。移ろいゆく季節を宿す色や形に、京ならではの、水・土・風に育まれた良質の素材の味わいを巧みに取り入れていくことで、独自の“京テイスト”を生み出していくことが同店のスタイルだ。
創業当時からのロングセラーで、笹の葉で包んだレアチーズケーキ「さがの路」、渋皮栗、黒豆をたっぷり入れて竹皮に包んで焼き上げた看板商品のパウンドケーキ「竹取物語」等、その商品は、口の肥えた地元の方からも愛され続け、京都土産としても今やすっかり定番品に。関西圏の一部百貨店のほか、日本各地で開催される京都展でも常に列ができる人気ぶり。
今回写真でもご紹介の「祇園店」は、八坂神社の南楼門から南へ百メートルほど。ゆったりとした時が流れる大人の京都—祇園下川原にお客様をお迎えするスイーツカフェだ。季節の生ケーキやここでしか味わえない「祇園フォンデュ」といったデザートをゆっくりとお愉しみいただけるので、京都へお越しの際には是非お立ち寄りいただきたい。
個性的でありながら普遍性を持つ同店のスイーツは、いずれも息が長く幅広い年齢層から愛される味。同店ウェブサイトからは、焼き菓子や半生菓子、生チョコレートをお取り寄せいただけるので、ご自身へのご褒美に、そして心を伝える贈答品にいかがだろう。

季節のフルーツやお団子、パウンドケーキ等、お重の中から好きな具材をお好きな順に、ほんのりとあたたかい抹茶チョコレートソースにつけてお召し上がりいただく「祇園フォンデュ」は、祇園店のみで味わえる人気メニュー 1,540円


祇園店の店内。写真は石畳に面したカウンター席。テーブルの上に見えているのは、同店の代表銘菓「竹取物語」「しょこら古今」「翠一福」とお飲み物をお楽しみいただける「贅沢三昧セット」1,430円

クリームチーズを使用した、真っ白なチーズケーキの中によもぎと柚子を使った大福餅を閉じ込め、笹の葉で包んだ「さがの路」476円

右ページでもご紹介の「竹取物語」。箱を開けると風流な竹の皮に包まれたパウンドケーキが姿を現す
店舗情報
京洋菓子司 ジュヴァンセル
住所 | 京都府京都市東山区八坂鳥居前南入清井町482 京ばんビル2F |
電話番号 | 075-551-1511 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 火曜(祝日は営業) |
ホームページ | http://jouvencelle.jp/ |
※表記価格は税込み価格です