京都祇園 天ぷら圓堂

四季折々で表情を変える京都祇園の奥座敷、八坂通にたたずむ〈天ぷら圓堂〉 この伝統ある数寄屋造りの中で味わう贅沢な体験の数々は〈天ぷら圓堂〉ならではのひととき
お茶屋の伝統とおもてなしを守りながら
新たな感性を磨き続ける京風天ぷら
明治18年、京都祇園でお茶屋として創業以来、130有余年にわたり看板を守り続けている〈圓堂〉。昭和35年に八坂通に移転し、平成3年に〈天ぷら八坂圓堂〉として開業した。
まず目を奪われるのは、築100年に及ぶ伝統的な京都の数寄屋造りの店構え。美しくライトアップされた五重塔を正面に見ながら八坂通を行くと、名刹・建仁寺の境内に抱かれるようにして〈圓堂〉がたたずむ。打ち水に行燈の灯る石畳を抜けて暖簾をくぐると、玄関には銘香のほのかな香りが漂い、これだけでも古都の夜を満喫した気分に浸れるだろう。庭に面した部屋では四季折々にその表情を変え風情を楽しみながら、目の前で熟練の職人が揚げる天ぷらの数々に舌鼓。お茶屋時代から続く京都らしいおもてなしとともに訪れる人々の心もおなかも満たしてくれる。
旬の京野菜や山菜、瀬戸内や若狭直送の魚介、琵琶湖に注ぐ清流の川魚など、京都ならではの豊かな食材を、最高級の綿実油を使い、素材が持つ風味や味を損わないよう薄衣で揚げる天ぷらは驚くほど軽くあっさりとしている。こだわりの「天つゆ」や「塩」が天ぷらをさらに引き立ててくれる。また、ソムリエの厳選する銘酒やワインも豊富に散り揃えているので、是非一緒に楽しんでいただきたい。
そんな古都の情緒に溢れる同店は挑戦することも忘れない。2016年にはアメリカにビバリーヒルズ店をオープン。新たな感性を磨きつつ、新しいスタイルで伝統的な京風天ぷらや京懐石との融合を試みている。
京の旬の味覚を祇園〈天ぷら圓堂〉で是非ともお愉しみいただきたい。

〈圓堂〉には用途に合わせた様々なお部屋が用意されている 上左:親しみやすさを感じさせる板前カウンター

庭を眺めながら職人の妙技を堪能できるカウンター席

素材の味を引き出すように薄衣を纏った天ぷらはどれも上品 天ぷらに合わせてソムリエの推薦する一杯を召し上がるもよし、お気に入りの一杯で愉しむのもよしだ

お座敷に座って寛ぎながら天ぷらを楽しめる個室

ご接待などにも最適なお庭の見える個室座敷
店舗情報
京都祇園 天ぷら圓堂
住所 | 京都府京都市東山区大和大路通四条下ル四丁目小松町566 |
電話番号 | 075-551-1488 |
営業時間 | 昼 11:30~15:00(L.O.14:45) 夜 17:00~22:00(L.O.21:15) |
平均予算 | 昼 5,500円 夜 12,000円 |
定休日 | 無 |
ホームページ | http://www.endo.kyoto |