取手国際ゴルフ倶楽部

青木功プロからの挑戦でもある東コースは、戦略性に富んだレイアウトが大きな魅力で、どのホールもシグネチャーホールとしての魅力を備えている。写真は1番ホール。広々としたパー5で、クロスバンカーやグリーン周りのガードバンカー等、攻める愉しさを喚起するオープニングにふさわしいスターティングホールだ
日本庭園の中で過ごすような
和の風情と緻密なコースの美しき融合
2006年、町村合併によって誕生した茨城県つくばみらい市は、都市開発と豊かな自然が美しく調和する田園都市。〈取手国際ゴルフ倶楽部〉が、つくばみらい市と呼ばれる以前のこの地に誕生したのは、1958年の夏。関東圏屈指の会員制コースとして、歴史と伝統を築いてきた名門であり、県内でも2番目に長い歴史を持つ由緒ある倶楽部である。
130ヘクタール超の広大な敷地へと誘うゲートは重厚な和の趣があり、敷地内やコース内を彩るのは見事な松林。コースや施設の整備・管理は極めて厳格であり、訪れる誰もが最高のプレーと滞在時間を過ごせること請け合いだ。
「東コース」「西コース」の36ホールでは、まるで日本庭園を散策するかのようなプレーを愉しむことができる。見通しの良い「西コース」は、思う存分ドライバーを振って、のびのびとしたプレーを満喫できるフラット&ワイドなコース。そして、2015年にリニューアルされた「東コース」は、技術と戦略が求められる攻略しがいのあるコースとなっている。この大規模改修は、2018年の開場60周年記念事業の一環として行われたもので、世界ゴルフ殿堂メンバーの青木功プロが改造監修を手掛けている。1年強にわたる完全クローズでの大規模改修工事を経て完成したコースは、氏の「18ホール全てをシグネチャーホールにしたい」という想いを宿し、国際品質の設計の研ぎ澄まされたレイアウトの中に日本情緒が取り入れられている点も、同倶楽部ならではの魅力と言える。
60有余年の歴史と、常に新しいものへ挑む革新の精神。気品と風格ある真のゴルフ倶楽部の空気を、ぜひ、自身で体感すると共に、屈指の名コースへ挑んでもらいたい。

東コースの17番ホールは、お皿をひっくり返したような形状のグリーンが特徴的な、右ドッグレッグのパー4。ティーショットでは、右サイド松林ギリギリが最短距離となっているが、クロスバンカーが待ち構える高難易度のホールだ。グリーンは攻めすぎると奥に溢れやすく、最後まで気を抜けない


談話室を備えたレディースコーナーの用意があり、パウダールームも広く使いやすい。

緩やかな打ちおろしの戦略性の高い西コースの7番ホールは、景観が美しく代表的なホールの一つだ。東コースと西コース、どちらにも魅力があるため、ぜひ両方のコースを攻略していただきたい

どっしりと重厚感あるクラブハウスが松の林に美しく映える。4300平米のゆとりある空間で、上質な時間を約束してくれる
店舗情報
取手国際ゴルフ倶楽部
住所 | 茨城県つくばみらい市板橋2994 |
電話番号 | 0297-58-2211 |
定休日 | 元日、月曜日 |
プレー料金 | ハイシーズン平日 22,800円(税込)〜 |
ホームページ | http://www.tkg36.com/ |