周防灘カントリークラブ

グリーンの後ろが水平線で海に浮かぶような8番。美しい景色が挑発的で、挑みがいのある〈周防灘カントリークラブ〉の名物ホールでもある。メイングリーンはグリーンのすぐ後ろに海があるように見えるが奥は意外にも広く、右OBに注意したい。開放感に溢れる自然との調和を体感しながら、戦略的にプレーを愉しもう
瀬戸内海・周防灘を臨む
戦略的なチャンピオンコース
戦略的なチャンピオンコースとして名高い〈周防灘カントリークラブ〉は瀬戸内海・周防灘が広がり、なだらかな丘に展開する。1974年に開場、18ホール7069ヤードという広大な敷地は、四季折々に姿を変える植生に恵まれ、豊かな自然が感じられる。
地方都市としては珍しくフルスケールのトーナメントコースとして認められ、プロの競技が数多く開催されていることも有名だ。1988年、1989年に2年連続開催された『ワールドスーパーマッチ』では、トム・ワトソン、セベ・バレステロス、ニック・ファルド、ジェフ・スルーマン、スコット・ホーク等名だたる世界的強豪がプレーをした名門カントリークラブである。
〈周防灘カントリークラブ〉の名物ホールは、ティーグランドからグリーンが海に浮かんで見えるという奇跡の8番。開放感に溢れ、グリーンを超えてすぐ奥に海があるように感じられるが、奥は意外にも広いというトリッキーさに攻略意欲をかきたてられる。
さらに最終にふさわしい爽快な18番ホールも名ホールの一つ。広いフェアウェイに、セカンド地点から周防灘を一望できる見事な景観のミドルホール。
オープンから48年、長きに渡り成長した木々をシェイブしたことで、周防灘の眺めを堪能できるローケーションを実現。雄大な海を手中に、プロも唸ったチャンピオンコースで優雅なプレーを堪能してみてはいかがだろう。

18番ホールは、戦略性に富んだシグネチャーホール。ストレートなパー4でティーショットはセンター狙い、フェアウェイは広く、グリーン奥の樹木を伐採したことで、セカンド地点からは雄大な周防灘が一望できる。感動の景観が美しくプレイヤーの心を奪う名物ホールである

1989年『ワールドスーパーマッチ』、中島常幸、ニック・ファルド、トム・ワトソン、スコット・ホーク。フルスケールのトーナメントコースとして珍重された

1988年開催『ワールドスーパーマッチ』、トム・ワトソン、ジェフ・スルーマン、セベ・バレステロス、尾崎将司。世界の名手がプレーを競った。過去には高松宮殿下、妃殿下がご来場されたこともある。

6番ホールは、ストレートなパー4。ティーショットの打ち所に注意。セカンドショットでメイングリーンを安全に狙うなら、グリーン左手前から攻めよう

ハンディキャップ1、パー5の難関ホール。晴れていれば対岸の山口県の宇部の工業地帯まで見える。セカンドの落ちどころはせまい。挑戦するか安全に刻むか。
店舗情報
周防灘カントリークラブ
住所 | 福岡県築上郡築上町上ノ河内1649 |
電話番号 | 0930-56-2511 |
プレー料金 | ハイシーズン平日 7,880円〜 |
定休日 | 年末年始 |
ホームページ | http://www.suonada-cc.co.jp/ |