太閤園
料亭 淀川邸

百余年の歴史を紡ぐ男爵邸で味わう
伝統と洗練の会席料理
大阪城からもほど近く、緑に恵まれたエリアにゲストを迎える「太閤園」の歴史は、明治期の関西財界の巨頭・藤田傳三郎男爵が子息のために築いた網島御殿に幕を開ける。
和洋の文化が溶けあう明治大正期に誕生してから百余年。日本建築の精工な技法が施された意匠や、優れた審美眼で蒐集された調度品等、伝統と格式を宿す「淀川邸」は、華やかな社交や宴の場として愛され続けてきた。お顔合わせ、結納、結婚式をはじめ、少人数での記念日から大規模な宴会まで。大切な日を、その美しいロケーション、脈々と受け継がれてきたおもてなしの心、そして目にも美しい料理の数々で、生涯の記憶に残る素晴らしいものとしてくれる。
網島御殿は本邸、東邸、西邸の三棟で構成されていたが、本邸、西邸は姿を留めず、今回ご紹介する︿料亭 淀川邸﹀は、唯一現存する東邸であった建物が利用されている。重厚な和風建築に椅子とテーブルという設えが、現代人には非常に新鮮だ。また、趣の異なる大小13室の用意があり、各室からの眺めもまさに眼福。まるで絵巻物を思わせる築山式回遊庭園には、「心」の字に配した池や、奇石珍石、千利休の師である武野紹鴎にちなむ「紹鴎の塔」等が配されており、四季折々の景観美をご堪能いただきたい。
旬の味わい、素材の持ち味を生かした会席料理は、一皿一皿に真心と技を宿しつつ、斬新な発想で新たな美味しさが追求された逸品である。
どうぞ日常の忙しさを忘れ、美食、美庭、美空間に心を遊ばせる優雅なひと時を。海外からのお客様をお連れしても、必ずやお喜びいただけることだろう。

大川から水を引き入れた川や池、一枚板の石橋などをしつらえた風流な佇まいに時を忘れる。梅、桜、サツキ、ツツジ、花水木、睡蓮、金木犀…。8000坪の庭に配された花木の美しさを愛でながらの散策を。また、夜には季節ごとのイルミネーションも愉しめる


離れの茶室「大炉の間」

伝統に培われた会席料理を、藤田男爵が所有していたお膳やお椀で愉しむ特別コースも

「松の間」。自らが「香雪斎」の号をもつ茶人でもあった藤田男爵の粋が極まる贅沢な個室となっている
店舗情報
料亭 淀川邸
住所 | 大阪府大阪市都島区網島町9-10 |
電話番号 | 06-6356-1110(9:00〜19:00) |
営業時間 | 昼 12:00~15:00(L.O.14:00) 夜 17:00~22:00(L.O.20:00) ※予約制 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://www.taiko-en.com/restaurant/yodogawatei |
※お問い合わせ時間、営業時間が変更となっている場合がございます。公式ホームページをご確認ください。