川端の湯宿 滝亭

温泉は初代亭主が敷地の裏庭を掘削して湧き出した自家源泉。ph8.3の湯は肌の皮脂を溶かし、皮膚の汚れを中和する効果があり、湯上がりの肌はつるつるにしてくれる美肌効果の高い湯なので「つるつる温泉」と言われ、親しまれている
美しい夫婦滝を愛でるために誕生した
金沢の犀川のほとりに佇む一軒宿
1631年(寛永8年)に起きた金沢大火により、金沢城の防衛・防火のために引かれた辰巳用水。その用水の落水が美しい二条の滝となって姿を見せる森を背景に佇むのが、ご紹介する〈川端の湯宿 滝亭〉である。
ここは、兼六園や21世紀美術館のある金沢の中心地から車でわずか10分ほどの所にありながら、周りには田園が広がり、多くの人が訪れる観光地の喧騒を全く感じさせない静かな場所。宝生の男滝と辰巳の女滝と名付けられた夫婦滝と犀川のせせらぎ、手入れの行き届いた庭園を眺めながらゆっくりと滞在することができる。
創業から60有余年。温泉は初代亭主がこの滝の美しさをご覧いただきたいと敷地を掘削して湧き出たもの。弱アルカリ性のとろとろとした湯は皮脂を溶かし、皮膚の汚れを中和する美肌の湯。湯上がりの肌はつるつるになると特に女性に評判だ。客室に引かれた温泉や大浴場にて湯浴みを愉しめる。
本館は、椿花亭や辰巳亭の各客室が中庭を囲むように回廊で繋がり、その一角から入る渡り廊下の先に、離れ犀川の棟が建つ。館内には複数のラウンジやテラスがあり、石川県の伝統工芸である九谷焼や金箔、加賀友禅、大樋焼、輪島塗などが調度品として飾られている他に建材としても使われ、石川の文化や歴史に触れることができる。
また金沢は加賀百万石として知られる歴史ある美食の街。食事は、日本海の幸や里山の山菜、地元の契約農家の野菜をふんだんに使った目にも美しい伝統の加賀会席を、九谷焼や大樋焼、輪島塗の器で味わえる。
金沢の奥座敷として、金沢観光を存分に愉しんだ後でも急ぐことなく訪れることができる〈川端の湯宿 滝亭〉は、自然に包まれながら落ち着きのある空間の中で、心身共にほどけるような心地良い湯と美食の数々を堪能できる湯宿である。

〈滝亭〉は、この滝の美しさを多くの皆様にと開かれた宿。屋号の由来となっている

壮麗な冠木門が印象的な〈滝亭〉。2022年には、将棋の名人戦第2局の会場にもなっている

開放的なロビーラウンジは、手入れの行き届いた庭園を眺めながら過ごせる

辰巳亭の特別室「星灯り」。2階にあるこの客室からは、庭園に臨むインナーテラスの眺望風呂でゆっくり寛ぎながら湯浴みを愉しめる

犀川のほとりに建つ離れ犀川には、1階と2階にそれぞれ5室ずつ計10室の客室をご用意。全室に犀川を臨む露天風呂を備えている

離れ犀川の客室露天風呂。犀川のせせらぎを聴きながら、川床のようなテラスで湯浴みができる。春は目の前に桜が咲き、風情がある

美食の街でもある金沢の季節を宿し、彩と味わいに贅を尽くした加賀会席を、個室の食事処で召し上がっていただける。※料理は一例です

店舗情報
川端の湯宿 滝亭
住所 | 石川県金沢市末町23ー10 |
電話番号 | 076ー229ー5151(予約・問い合せ専用) 076ー229ー1122(代表、カーナビ設定時はこちら) |
宿泊料金 | 2名様の場合、1名様 28,230円〜 (1泊2食付き、税サ込、入湯税別) |
ホームページ | https://takitei.co.jp |