旅館 花屋

温泉露天付・特別室「72番」の部屋の源泉かけ流し露天風呂。御影石とモザイクタイルがレトロな雰囲気を醸し出し、大正浪漫溢れるお風呂となっている
受け継いできた日本文化、大正浪漫の趣を
色濃く感じる文化庁登録有形文化財の宿
その昔、塩田北条氏の下で栄えた別所温泉・塩田平地区。古い寺院が数多くあるこの地には昔から宮大工が多く、大正6年創業の〈旅館 花屋〉は、その宮大工たちが建築した歴史薫る宿。館内の至る所に和と洋が融合する大正モダンを感じられる空間となっている。
6,500坪の敷地に点在する木造建築の客室は1,500坪。各棟は渡り廊下で結ばれ、ほぼ全館が文化庁登録有形文化財に指定されている。
遊郭から移築した天井絵や一刀彫の化粧柱がある客室等、部屋ごとに造りが異なり、調度品も当時の趣のある物が設えられている。 貴賓室「桜御殿」は檜の露天風呂を備え、近年まで現存した上田藩の武家屋敷を移築・改装したもの。玄関や床の間、書院等、随所に質実剛健な様式美を再現しており、国内で唯一武家屋敷に逗留できる客室として、知的探求心を満たす一夜を過ごしていただける。
大正浪漫の趣を感じることのできる「大理石風呂」は、浴槽と床と壁面に大理石が使用され、特徴的なドーム型の天井とステンドグラスから溢れる光に癒される。また、江戸城の石垣にも使用されたという伊豆若草石で造られた「若草風呂」は、その名の通り若草色の湯船が大変に美しい。そして、自然の中でゆっくりと湯浴みを愉しめる露天風呂。3つの風呂はもちろん全て源泉かけ流し。肌にしっとり吸い付くような優しい湯を手足を伸ばして存分にご堪能いただきたい。
天井を渡る松の梁が見事でクラシカルモダンな雰囲気の食堂、寺社様式の折り上げ格子天井が美しいダイニングにて提供される料理は、和の繊細さが際立つ彩り豊かな本格会席料理。花屋厳選の日本酒と共にご賞味あれ。
受け継いできた日本文化、風格を今に感じる空間で、時を忘れてごゆるりと非日常のひと時を。

同宿で初めてベッドを取り入れた露天風呂付特別室「23番」。一刀彫を施した化粧柱や書院障子等、宮大工の美しい技を残し、3部屋を1部屋へとリニューアルした4つめの特別室

旬の食材が愉しめる会席料理。日本の歳時記を繊細に美しく魅せる

上田藩の武家屋敷の様式を移築再現した露天風呂付き貴賓室「桜御殿」。武家屋敷に宿泊できるのは国内でもここだけ

ドーム型の天井とステンドグラスが特徴的な、大正浪漫の趣を堪能できる大理石風呂

各棟は渡り廊下で繋がれている。四季変化してゆく庭を、この渡り廊下から眺めるのは格別
店舗情報
旅館 花屋
住所 | 長野県上田市別所温泉169 |
電話番号 | 0268-38-3131 |
宿泊料金 | 2名様1室 1名様 25,000円~ (1泊2食付、消費税・入湯税別) |
ホームページ | https://www.hanaya.ne.jp |