いつもより少しだけ特別な日の、特別な時間を自由に、ゆったりと過ごしたい。そんな要望に応えてくれるのが、富山駅前のにぎわう通りからは少し離れたところに暖簾を掲げる〈旬彩料理TAKU〉だ。
山にも海にも面している富山県は美味なる食材の宝庫。特に富山湾は、その特殊な地形の恩恵で国内でも指折りの豊かな漁場として有名だ。〈旬彩料理TAKU〉ではこれらの食材を、四季折々の旬を生かしながら、和食の基本と洋食の技術、それぞれを取り入れた和洋折衷スタイルの料理として味わえる。板場を統べる店主は、日本有数の歓楽街として知られる大阪の北新地で修業を重ね、地元富山へ戻った後も洋食からパティスリーまで広く技術を取り入れるため修業を積んだ腕利きの料理人。そんな店主の供する料理は接待や各種宴会に利用する企業をはじめ、大切な記念日などに同店を利用する個人のお客様など、地元のみならず県外から来店するファンも多い。令和4年に創業10周年を控える昨今、リピート来店されるお客様も多い人気店だ。
また、料理に合わせる酒の種類にもぬかりはない。ビール、サワー、ハイボールといった定番のものはもちろん、日本酒は富山県内の全酒蔵を網羅、ワインは取り扱いの少ない希少なものを店主自ら選別して揃えている。果実酒、季節限定カクテル等も取り揃え、趣向を凝らした料理との様々なマリアージュが楽しめる。
同店はJR富山駅から徒歩7分。2フロアのうち1階にはカウンター席があり、キッチンはオープンキッチンスタイル。目の前の店主にオススメを聞いたりしながら食事を楽しんだり、プロの仕事を肴に呑む、なんていう時間の過ごし方もまた粋だ。カウンター以外は全て個室。可動式の壁によって2名から50名近い大宴会まで可能という柔軟性は他店にはない魅力で、こちらも人気の理由のひとつだ。
妥協のない味。自由な空間。心尽くしのおもてなし。「TAKUに行こう」と予約を入れたその瞬間から、期待で心が弾んでしまう、大人こそが愉しめる名店である。
