星のや京都

建物は本来の魅力を余すことなく受け継ぎながらも、現代のスタイルにアレンジすることで快適さを実現。〈星のや京都〉オリジナルの意匠やインテリアがしっくりと溶け込んでいる
嵐山の四季に憩う
25室の水辺の私邸
平安のその昔、雅やかな貴族が清遊に訪れた嵐山。〈星のや京都〉へは、桂川左岸と中州を結ぶ渡月橋近くの桟橋から船に乗り大堰川をさかのぼる。ゲストを迎えるのは、築約百年の旅館をリノベーションした水辺の私邸。京の豪商・角倉了以が書斎兼住居としたこの場所は、星のやがコンセプトとする「現代を休む日」をそのままに、四季折々に美しい。心地良い静けさに身を置くと、いつしか非日常の世界へと誘われるのである。
同館の客室はすべてが川面に面した5タイプ、25室のみという贅沢なもの。世紀を超えて日本建築を甦らせた洗いの技術や壁にあしらわれた京唐紙…。やわらかな陰影を宿す空間には、心を穏やかにしてくれる作用もあるようだ。
京都ならではの体験をご希望の方には、季節や文化を愉しむためのアクティビティもおすすめである。春には「さくら茶会」、新緑を愉しむ夏の「野遊山」や、プライベートな「鵜飼舟」、秋の「もみじ茶会」、「朝のもみじ舟」等、季節ごとに嵐山の情景を愉しめる催しのご用意もあり、「聞香」「朝のお勤め」「家元に学ぶ華道」といった京の文化に親しむ上質なプログラムは、本当の京文化への窓口として、海外の方をお誘いしても必ずやお喜びいただけることだろう。
また、「伝統とエスプリと」をコンセプトに、日本料理の伝統の中に軽やかな遊び心を加え、暦や文化、嵐山の情景を表現した会席料理も同宿に宿をとる愉しみの一つ。料理長渾身の包丁の冴えを、五感で存分に味わっていただこう。
さあ、あなたもぜひに。水辺に憩う時忘れの空間で、特別な京都を大切なかたとごゆるりと。

すべての客室からはその山々を縫う様に流れる大堰川を望み、四季折々の美しさを満喫いただける


川に張り出した「空中茶室」といった施設で寛ぎのひと時を

王道の日本料理の中に遊び心を加えながら、嵐山の四季を感じられる料理を愉しみに訪れるゲストも多い。

芸舞妓とお茶屋をご紹介。花街で優雅に遊んでみては
店舗情報
星のや京都
住所 | 京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2 |
電話番号 | 0570-073-066(星のや総合予約) |
宿泊料金 | 1室 134,000円〜 (1室1泊あたり、食事別、税サ込) |
ホームページ | https://hoshinoya.com/ |