有限会社宮本工芸

職人作業風景 頑丈で長持ちすることから、親子孫の三代に渡って使える山ぶどうのかごバッグ 伝統を大切にしながらも、花結び六枚織などの新しいチャレンジも行う
最高級の国産自然素材を丁寧に編み込んだ
本物志向の方に選ばれるかごバッグ
使い込むほど、時が経つほど美しく色艶が増していく自然素材のかごバッグ。エコ志向が高まった現代日本では、このような自然素材を使用したかごバッグのムーブメントが起こっている。その一角を担うのが、昭和24年創業の〈有限会社 宮本工芸〉だ。同社が拠点を置く弘前は、北に岩木山、東に八甲田、西に白神山地と三方を山に囲まれた、自然豊かな立地。それゆえ、昔から天然素材を巧みに活用してきた歴史を持つ。青森のあけび蔓細工技術は、幕末期に会津の浪士が「岳温泉」に湯治中にその技術を伝えたという説もある。産業として確立した明治時代から大正時代には多くの職人がいたが、現在は同社を含めわずか数社しか残っていない。職人による伝統の技術を守りながらも、機械に頼ることなく手作りにこだわり、一つひとつ丁寧に想いを込めながら仕上げていく。そのため、納品まで多少のお時間をいただくこともある点はご了承いただきたい。
同社では、山ブドウ皮、あけび蔓を中心としたそれぞれの素材の特徴を生かし、手提げかごを中心に素材の顔に合わせた技法を用いて、様々に変化ある作品づくりを進めている。その最たる特徴と言えば、ざる縁や持ち手になる部分の「巻手」だ。その緻密さは日本一と自負している。近年では、過去においてあまり造られてなかった花結び(六角編み)の技法を取り入れた製品も展開しており、その可愛らしさから評判を呼んでいる。
洋服にも、和服にも、パーティードレスにも。幅広いシーンでご利用いただける同社の上質なかごバッグは、ヨーロッパのブランドバッグに負けない風格がある。是非店舗へ足を運んで、目で見て、手触りや風合いを確かめ、お気に入りのかごバッグであなただけのお洒落を愉しんでいただきたい。

あけび蔓 あじろ編みブリーフケース(55,000円) 同社のルーツ「あけび蔓細工」の技術を持って作り上げた、あけび蔓の工芸品 近年、あけび蔓は収穫量が大変少なく、希少となっているそうだ

あけび蔓篭たち


山ぶどう皮花結び六枚織 W30(528,000円)

山ぶどう皮連続桝あじろ編み
店舗情報
有限会社 宮本工芸
住所 | 青森県弘前市南横町7 |
電話番号 | 0172-32-0796 |
営業時間 | 9:00〜17:30 |
定休日 | 日曜日 |
ホームページ | http://www.miyamoto-akebikougei.com |