有限会社 小田製陶所

「蒸しかまど」の1升炊きと3升炊きは木炭で、1.5合炊きは固形燃料や木炭で炊き上げ可能。使用後の炭は消炭として再利用でき、電気等を使用せず少量の燃料で炊くことができるので、災害時にコンロとしても使える優れもの。寿司屋や鰻屋からの要望もあった「蒸しかまど」で、絶品のご飯を味わってみては
人々を潤す土とともに歩む
素焼きで優しく ぬくもりのある生活を
1873年、一代目・小田五一郎氏が、阿賀野川沿いの阿賀野市六野瀬で、生活雑器である焼き物を制作販売したのが〈小田製陶所〉のスタートである。二代目が後を引き継ぎ、良質な粘土を加工した甕(かめ)をヒットさせ、舟を使って遠くは福井県まで販売網を広げた。
三代目、四代目は炊飯用の蒸しかまどを始め、排水管、土管等の製造販売を手がけた。水道等のライフライン整備に伴い甕の売上げが低迷。排水不良の水田を乾かす排水用の土管が主力商品となっていく。五代目は陶器プランターに手を広げ、現社長である六代目・小田正雄氏は、環境に配慮した陶器リサイクル商品、新たな水田システムの開発等も手掛けた。六代に渡り、“人々を潤す土とともに歩んできた”企業だ。
近年は、時代を超えて先代の想いを受け継ぎ、蒸しかまどを復刻させている。「元祖・蒸しかまど」は、大正期の富裕層に愛用された、木炭を燃料とする幻の陶器製炊飯器である。最大の特徴は、現代の高級炊飯器に勝るとも劣らぬ絶品ご飯が炊けるということ。米をふっくらと炊きあげて、美味しさは天下一品なのだ。「復刻版・小田式ミニ蒸しかまど」は、変わらぬ味を再現し、さらに一般家庭でも使い勝手がよく手軽な調理ができる。
1.5合から炊ける家庭用のものから、1升まで炊ける業務用サイズも取り扱っており、米の旨さはもちろん、レトロで可愛らしいフォルムが人気を博している。少ない燃料で炊けるため、災害時の備えとしても心強い。
土から多くの可能性を生み出す〈小田製陶所〉。素焼きを活かした商品で、環境に優しく、ぬくもりのある生活を手に入れたい。



店舗情報
有限会社 小田製陶所
住所 | 新潟県阿賀野市六野瀬2312 |
電話番号 | 0250-68-3432 |
営業時間 | 8:00〜17:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
ホームページ | http://www.odakame.com |