朝日堂

本店1階と2階の一部には、京焼・清水焼を中心に、全国の工芸品が並ぶ。ガラス食器、竹製品、漆器、鉄器、茶道具、布製品など、高級感があり技術もセンスも確かなものだけをセレクト。有名作家や若手作家の作品、贈答用やお料理用の器まで、祝いのシーンから普段使いの食器など、幅広い品揃えが圧巻だ
京焼き・清水焼をはじめ、
各地の銘品を揃える京の老舗
京焼きとは、京都にて作られる焼き物の総称で、歴史に登場するのは、徳川家康による江戸幕府開府から2年後の慶長10(1605)年のこと。その中でも清水寺参道の五条坂界隈をはじめ、清水寺領内の窯場で焼かれたものが「清水焼」と呼ばれるようになっていった経緯を持つ。
1870年創業の<朝日堂>は、京焼き・清水焼の専門店として国内最大級の品揃えを誇る、まさに老舗。一度焼成した器に絵付けを施すものを主軸に多品種・少量生産が特徴の京焼・清水焼の伝統銘窯の逸品をはじめ、手作り手描きであることにこだわり、温かみと気品を感じる作品を数多く扱っている。
朝日堂の本店は清水寺門前至近にあり、京焼き・清水焼はもちろんのこと、陶器に留まらず陶磁器や鉄器、漆器、ガラス製品など、全国各地の銘品を幅広くラインナップ。店舗2階には人間国宝による大作や明治時代の骨董など大変貴重な作品を常設展示。2階では食事はもちろん、陶芸鑑賞、散策の合間のご休憩にも最適の「茶寮 器楽」も是非ご利用を。また、姉妹店として伝統工芸を発信する場として7つの施設を擁する「朝日陶庵」を展開。土蔵を改装した「ギャラリーくら」での作品展は、若手の登竜門として有名作家も輩出するなど、日本の繊細で緻密なものづくりを広く国内外へと発信する地盤となっている。
若手作家によるろくろ体験、絵付、手ひねりなど、多彩なコースのご用意もあるので、清水寺に一番近い陶房で、世界で一つだけの作品をご自身で作ってみてはいかがだろう。ご購入から見学、体験まで、京焼き・清水焼の魅力に触れるひと時を、伝統と革新の陶房・<朝日堂>でお愉しみいただきたい。

こちらの大土瓶は<朝日堂>に代々伝わる貴重なもの。一見の価値がある名品が多数展示されている/2階陶芸サロン

華薩摩 香炉/2階陶芸サロン

店舗の外観

清水寺界隈観光のお休み処としても最適な茶房「器楽(きらく)」/2階

花瓶 京薩摩金吹孔雀/1階
店舗情報
朝日堂
住所 | 京都府京都市東山区清水280 |
電話番号 | 075-531-2181 |
営業時間 | 9:00~18:00 (年末年始・清水寺夜間特別拝観期間中は異なる) |
定休日 | 無休 |
ホームページ | http://www.asahido.co.jp |