株式会社 米吾

愛され続けて創業120周年
まろやかで程良い酸味の絶品鯖鮓
“エー、弁当〜。ベントー、ビールにサイダー”。明治から昭和にかけての山陰の旅の伴侶といえば名調子と共に販売された「株式会社米吾」の駅弁だ。2022年に創業120年を迎えた同社の歴史は、江戸時代に米子で米屋と廻船問屋を営んだ「米屋」に遡ることができる。明治時代には著名な文人墨客も訪れる料理旅館としてその名を馳せ、地域初の鉄道開通の際にも惜しみなく支援を行った地元の名士でもあった。
米屋から米吾へと屋号を改め10年を経た明治45年、料理旅館業と並行して行っていた弁当製造に精進すべく駅弁製造を専門とする業態へと転換し、米吾の名は「駅弁の米吾」として地域に定着する。そして、その名をさらに広めたのが、肉厚の〆鯖を使った「吾左衛門鮓」だ。
10代目店主・内田健二郎氏が過去文献から、「米屋」の五代目・五左衛門夫婦が、船子と呼ばれる船員に持たせた寿司の記述を発見したのが昭和54年のこと。〆鯖と酢飯をワカメで巻き、竹皮で包んで日持ちがするように工夫をこらし、航海の安全と船子の無事を祈った弁当をヒントに4年の歳月をかけて生み出された同品は、今や年間約30万食を売り上げる不動の人気商品に。
その日の温度・湿度により水分調整をこまめに施し炊き上げる、米は地元の鳥取産。国内で獲れた600g以上の肉厚の脂がのった寒鯖を厳選し、漁獲した領域や時間まで確かめてから仕入れることもこだわりの一つ。鮓の表面と中心部の温度差が少なくなるように解凍温度と時間に変化を持たせ熟成解凍することで酸味がなじみ、生臭さの少ない、まろやかな美味しさが絶品だ。
吾左衛門鮓は、東京歌舞伎座や日本橋三越本店、全国有名百貨店でも販売され、一口食べれば、止まらない、忘れられない山陰の味として日本全国にファンがいる。口の肥えた方への高級ギフトからご自宅でのご馳走用まで、鯖以外にも豊富な種類が揃っているので、老舗が丹精込める名品をぜひご賞味いただきたい。





店舗情報
株式会社 米吾
住所 | 鳥取県米子市奈喜良248-4 |
電話番号 | 0859-26-1511(代表) 0120-535-474(通販フリーダイヤル) |
営業時間 | 9:00~17:00(通販受付時間) |
定休日 | 年中無休 |
ホームページ | https://www.komego.co.jp |
※商品価格は全て税込価格になります