焼肉 絆

感動と共にある食による至福
洗練された空間で究極の黒毛和牛を
奈良県奈良市、世界遺産である元興寺の旧境内を中心とする「ならまち」エリアに、〈焼肉 絆〉がある。江戸末期から明治時代の町屋、そんな風情ある風景に溶け込む隠れ家焼き肉店である。近鉄奈良駅から300メートルほど南へ下り、奈良でいちばん古い商店街とされる「もちいどのセンター街」と猿沢池をつなぐ細い路地にあり、静かに食事を愉しむことができる。店内はナチュラルなブラウンのアースカラーで統一され、木のぬくもりが感じられる和モダンな造りだ。カウンターのみだが重厚な天板でスペースを贅沢に取っているため、窮屈な印象はなく、ゆったりと過ごすことができる。
大学卒業後、滋賀県の近江牛焼肉店で修業を積んだオーナーシェフ・水野博富弥氏が現在の店舗に一目惚れした。当時は奈良に戻ったばかりで右も左も分からなかったという。「業者を探していたところ、偶然にも友人が肉の卸しを営んでいました。さらに事務機器商社の社長と出会ったり、調理経験のある親友が同時期に仕事を辞めることになりヘルプしてくれたりと開店の準備が調いました。すべては人と人とのつながりだと感じて、迷わず屋号を絆としました」。
オーナーシェフの目利きは確かで、全国から選りすぐった黒毛和牛はA4〜A5ランク。すべて雌牛という徹底ぶりである。米は奈良県柳生の“ヒノヒカリ”を玄米の状態で契約農家より直接仕入れている。肉をベストな状態で提供するため、サーブのスピードにも気を配り、焼き方や食べ方についても教えてくれるなど至れり尽くせりである。隠し包丁の技を駆使して切り方にも工夫をこらした極上肉は、うまみがじゅわっとしみわたり、感動と共に食による至福が感じられる。ひとりはもちろん、カップルもファミリーも、厳選焼き肉の虜になること請け合いだ。ロース、タン、カルビ、ホルモン他希少部位もあり、究極の和牛を食したいなら、〈焼肉 絆〉へ出向いてみよう。





店舗情報
焼肉 絆
住所 | 奈良県奈良市南市町4植畑ビル1F |
電話番号 | 0742-22-1129 |
営業時間 | ランチ11:00〜15:00(L.O.14:00) ディナー17:00〜23:00(L.O.22:00) |
定休日 | 月曜日(祝日は営業) |
ホームページ | https://yakiniku-kizuna.com |