玄海樓

店内には希少な名品が揃い、静謐な空間でゆったりとした時間を過ごしていただける。屋号は店主が生まれた玄界灘に浮かぶ歴史とロマンの島・壱岐島に因んだもの。店主が不在でもスタッフが応対してくれるのでお気軽にご来店を
文化遺産である美術品を後世に遺し
広めるための橋渡しに尽力する古美術商
ご紹介する〈玄海樓〉は、およそ天平時代から室町時代にかけて書かれてきた「古筆」とよばれる書跡を得意分野とし、その他にも書画や陶磁器といった美術品全般を取り扱う古美術商である。
店主の野元淳氏は、書画商としても知られ、公共研究機関や大学・図書館への納入、研究者・学者への提供はもとより、中国通でもあることから、国内外の顧客・同業ディーラーとのネットワークも多く持つ人物。
野元氏の想いは、人間の叡智・文化遺産である美術品を後世に遺し広めること。そのために、単なるビジネスではなく、日々研究と探求を怠らず、「商道があるとするならば、それは例えば、取り扱う美術品に対して恥じない生き方をし、渡すべき相手やその通る道を誤らない事。真贋を超越した領域=真理を見極める事」と自らに課し、次世代への繋ぎ役として伝承や啓蒙を続けてゆくことも同店の目指すところだ。
そのために、先進的な試みも積極的に行う野元氏。2012年には、「株式会社和聚会」という別会社を設立し、オークション事業にも力を入れている。主に中国をはじめとした海外のVIPバイヤーへのアプローチを目的とし、そこで出会った世界中のバイヤーとは深い交流で繋がっている。オークションは一般の方も出品が可能ということなので、ご興味がある方はお気軽にお問い合わせを。その長い実績と交流の広さから、お持ちの美術品を安心して出品していただける。
さらにホームページやSNSでは、同店の取り扱う美術品をその場で購入いただけるようになっているので、美術品を探している方はぜひアクセスしていただきたい。
美術品愛好家の方はもちろん、最高の贅沢とされる美術品の世界へ初めて足を踏み入れる方も、先ずは〈玄海樓〉から始めることをお勧めする。

美しい装飾と筆致の調和する平安時代の古筆「石山切(いしやまぎれ)」



店主 野元 淳氏 「美術品を投機対象とするだけでなく、その歴史や背景に理解を深め鑑賞することでその魅力が倍増します」と語る

ギャラリーは大阪証券取引所ビルの2階にあり、訪れるアクセスも抜群だ

国内アートフェアの先駆けである「東美特別展」から派生し、1999年より始まった「東美アートフェア」。同社は古筆のみを揃えた希少なブースとなった

2021年「株式会社和聚会」にて開催されたライブオークションの様子。オークションは定期的に開催しており、一般の方も出品できる

店舗情報
玄海樓
住所 | 大阪府大阪市中央区北浜1-8-16 大阪証券取引所ビル 2F |
電話番号 | 06-4706-7371 |
営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | 日曜日、他不定休あり |
ホームページ | https://genkairo.com |