祇園 華舞

白木を基調にした落ち着きのある店内。吉野檜のカウンターに朱の漆盆が美しい。舌の肥えた方の接待にも安心してご利用いただきたい
ひっそりと佇む隠れ家のような空間で
季節を宿す古き良き京料理を堪能
ご紹介する〈祇園 華舞〉は、八坂神社のほど近く、東大路通りから少し入った、風雅な小路沿いにある日本料理店。白い暖簾をくぐり、カウンター席に座れば、美味しい料理と旨い酒を味わえる――。そんな大人の時間を叶えてくれる実に居心地の良い店だ。
白木を基調とした店内は、6名様が座れる吉野檜の一枚板のカウンター席に、あじろ模様に編み込まれた天井が設えられた純和風の落ち着いた空間。カウンター席の他に、5名様までの個室も用意され、会食や大切な方の接待にもご利用いただける。
腕を振るう料理長の前田重博氏は、料理人である父の影響を受けて料理の道へ。京都市内の名店で研鑽を積み、同店の料理長に就任したのが2019年のこと。今では、知る人ぞ知る隠れ家的な名店である。
月替わりとなるお品書きは、料金別に昼懐石と夜懐石をご用意。特に鱧が出回る季節(〜11月初旬まで)の鱧懐石は、心待ちにするファンが多い自慢の逸品。
古き良き京料理の基本を大切にしながら、常に料理に対し探求心を持ち続け、季節の移ろいを織り込んでゆくのが前田氏の持ち味。目の前で仕上げるお造りや、一品一品丁寧に調理された八寸、備長炭で焼く焼き物など、旬の食材の美味しさを最大限まで引き出し、吟味した器に美しく盛り付けられる料理は、五味・五色・五法が意識され、前田氏との会話も愉しみながら、最後まで美味しく堪能していただける。
食事やお酒の進み具合に合わせ、絶妙のタイミングで次の料理を出してくれるところもプロならでは。季節を宿し、華やぎ舞うような料理の数々を、どうぞごゆるりと。
また、手土産用の「ちりめん山椒」と「自家製ポン酢」も人気の逸品なので、ご予約の際にぜひお申し付けを。

季節感が薄れゆく時代の中、その時期に最高となる旬の食材を使い、季節の移ろいを感じさせる美しい盛り付けで、先ずは目から存分に愉しませてくれる





店舗情報
祇園 華舞
住所 | 京都府京都市東山区清井町494-2 |
電話番号 | 075-541-1820 |
営業時間 | 昼 12:00〜13:00(最終入店) 夜 17:30〜19:30(最終入店) |
平均予算 | 昼 10,000円 夜 20,000円 ※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 水曜日 |
ホームページ | https://gion-hanamai.jp |