写真で紹介しているのは、小麦粉の代わりに米粉を使った100％グルテンフリーのバウムクーヘンである。この商品を開発したのは、米の流通などを行っている企業で、米の消費が落ち込む中、米を扱う企業として一念発起。事業展開として始めたのが米粉のバウムクーヘン専門店〈ring ring〉である。
原料となるのは、北空知地方で育った「きらら397」。自社精米した米を、その日に使う分だけ店内で製粉する、いわゆる「生米粉」。製粉し立ての米粉を使うので、しっとり滑らかなバウムクーヘンに仕上がる。米粉の他には、栗山町の卵、士別市のビート糖など、北海道産の厳選素材が使われている。店には小麦粉の持ち込みが禁止されているので、小麦アレルギーをお持ちの方にも安心。小麦を一切含まない焼菓子を食べられると、遠方から買いに来るお客様もいらっしゃる。また店では、輪（円）に因んだ多くの数字を目にするのも特徴で、手提げ袋には円周率を、商品名をナンバリングするなど、そのユニークさとパッケージの可愛らしさが話題になっている。
商品は、ソフトタイプのバウムクーヘンを中心に、ハードタイプ、黒うるち米「さくらむささき」を使った黒いバウムクーヘン、仁木町のりんごピューレを練り込んだ商品、乳酸菌入りの商品、銘酒「国稀」の酒粕を練り込んだちょっと贅沢なバウムクーヘンなど、オリジナリティにも富み、本別町の三井農場で栽培される“ごぼう”を使ったハードバウムは、ハムやチーズ、胡椒などとも相性が良く、お食事のようにも愉しめる。見た目と食感、味わいの異なる商品が豊富に揃っているので、いろいろ食べ比べてみてほしい。
ご自宅用はもちろん、小麦アレルギーをお持ちの方や、お洒落で美味しいものに目がない方への贈り物として、きっと喜んでいただけるお洒落なバウムクーヘンである。
