聖蹟 日本料理 竹平楼

明治天皇や重鎮たちが訪れた歴史あるお店
ここでしか味わえない空間と料理を
風雅な長屋門をくぐる。と、誰もが一瞬で非日常へと誘われる。創業から265年。ご紹介する〈竹平楼〉は、江戸時代から続く近江屈指の老舗日本料理店だ。まるでタイムスリップしたかのような空間で、極上の日本料理を味わう優雅な時間はいかがだろう。
同館は、初代平八氏が「竹の子屋」の屋号で旅籠を営んだことを始まりとし、明治天皇が行幸の途次で宿泊や休息した場所に与えられる「聖蹟」の一つでもある。明治11年、平八の名を襲名した三代目の時代に民情視察のため北陸東山道をご巡幸になった明治天皇が、岩倉具視、大隈重信、井上馨、山岡鉄舟といった重鎮と共にお立ち寄りになっており、後にも板垣退助や渋沢栄一をはじめとする歴史に名を遺す偉人も数多く訪れて、自筆の書をしたためている。
店内には庭園を望む完全個室が用意され、偉人たちの希少な書が風雅な空間に、より一層の格を添えている。平成12年に「御座所」と「広間」が、国民的財産として文化庁より国の登録有形文化財に登録され、江戸後期に作庭された庭園は、その後代々当主が手を加え広げていき、「湖国百選の庭」としても紹介される名園だ。
料理は予約を受けてから、その時期に一番良い食材を集め、仕込みを始める。地元滋賀県のみならず、全国各地から旬の食材を取り寄せ、手間暇かけてお作りすることを大切に。近江牛のしゃぶしゃぶに懐石料理、鍋料理、うなぎ、お座敷弁当等の幅広いメニューのご用意があり、夏は鱧のしゃぶしゃぶ、冬のふぐのコースといった季節限定の料理を愉しみに訪れるお客様も数多い。4代目女将が考案した名物「鯉のあめ煮」等、代々受け継がれてきた品々もご賞味あれ。
料理や館内、近江の歴史に詳しい女将がお世話をし、日本庭園を眺めながら、書を愛で、料理を味わうひと時はまさに至福。地元の方も、観光や商用で同地を訪れた方も、是非とも〈竹平楼〉の門をくぐり、この場所でしか味わえない貴重な時間を、ぜひご体験ください。





店舗情報
聖蹟 日本料理 竹平楼
住所 | 滋賀県愛知郡愛荘町愛知川1608 |
電話番号 | 0749-42-4007 |
営業時間 | 昼 11:30~15:00(入店は13:30まで) 夜 17:00~22:00(入店は19:30まで) |
平均予算 | 15,000円~20,000円 |
定休日 | 毎週水曜日、第1火曜日、第3火曜日、年末年始 定休日が祝日の場合は営業 |
ホームページ | http://www.takeheiro.com/ |
※平均予算は税込み金額の目安です