能登カントリークラブ

前半は開放的なホールだが、後半は戦略的な攻めが求められ、特に最終3ホールは冷静なクラブ選択が迫られる「はまなすコース」。写真は数々の熱戦のドラマチックなフィナーレの舞台となった最終「9番ホール」。メジャープロが目指したフラッグに自分自身が挑む高揚感を味わえる
歴史に残るトーナメントの舞台となる
日本海に育まれた北陸屈指の名コース
東に望む宝達山、西からは日本海の潮騒が聴こえる。黒松やアカシアの樹林でセパレートされた〈能登カントリークラブ〉のティーインググラウンドに立つその瞬間、数々の熱戦を戦い抜いてきたツアープロと同じ場にいる感動を実感いただけることだろう。
同クラブは、能登半島の入口である羽昨郡押水町(現 羽咋郡宝達志水町)のシーサイドエリアに、本格的な18ホールを備えたゴルフコースとして1968年に開場。設計は初代PGA会長としてプロゴルフ界の発展に寄与した故安田幸吉氏の手によるものだ。1971年には新たに9ホールが増設され、松林越えに潮騒が聴こえるのどかなシーサイドコース「日本海コース」、初夏のアカシアやはまなすが美しく、数々のビッグトーナメントのフィナーレを演出してきた「はまなすコース」、シーサイドコースながら丘陵感溢れ、広大なフェアウェーに適度なアンジュレーションを取り入れた「宝達コース」を有する全27ホールのチャンピオンコースが完成。ゴルフ史にその名を記す数々のメジャートーナメントと共にその歴史を刻んできた東北屈指の名門であり、2023年には日本シニアオープンゴルフ選手権の開催が予定されている。
格調高く重厚感溢れるクラブハウスのレストランには、社交の場に相応しいラウンジと歴史を感じさせるバーカウンターのご用意もあり、ご歓談のひと時をゆったりとお過ごしいただける。施設内の大浴場が、敷地内から湧出する天然温泉かけ流しというのもうれしい限り。
最高のスコアメイクに挑む上級者はもちろんのこと、コースデビューから間もない初心者まで。レベルに応じた最高のプレーを思う存分お愉しみいただきたい。

5月にはアカシアが咲き、6月にはまなすの花が見られる「はまなすコース・8番ホール」は、最終ホールに至る名物のショートホール。池に向かって傾斜が急なグリーンを冷静に攻略し、スコアアップにつなげたい

日本海の潮騒とともにラウンドする「日本海コース」。やや打ち下ろしの「日本海コース・1番ホール」は、大海原を眺めてのティーショットが爽快だ。

「日本海コース・4番ホール」は距離のない2段グリーンのショートホール。ホールは池に注意して手前から攻めたいが、池ポチャにも十分注意。

能登の澄んだ空気と高い空に美しい姿で佇むクラブハウス。開場から半世紀の歴史を感じさせる風格が漂う

天然温泉が湯船を満たす新築の露天風呂からは日本海が一望でき、プレー後には心身が溶けるほどに癒される。写真は男子露天風呂
店舗情報
能登カントリークラブ
住所 | 石川県羽咋郡宝達志水町米出ワ1 |
電話番号 | 0767-28-3155 |
プレー料金 | ハイシーズン平日 (キャディー付) 15,660円(税込)〜 |
定休日 | 12月31日、1月1日 |
ホームページ | http://www.notocc.com/ |