鈴廣かまぼこ

魚本来の旨味を活かしきる
創業150余年、小田原かまぼこの老舗
豊かな漁場と良質な水に恵まれた小田原は、古来よりかまぼこづくりが盛んな土地柄だ。ご紹介する〈鈴廣かまぼこ〉の創業は江戸時代。4代目・村田屋鈴木権右衛門が、小田原代官町にて網元漁商を営むかたわら、かまぼこ製造を始めたのは慶応元年の1865年のこと。6代目・鈴木廣吉の時代からかまぼこ製造を本業とし、屋号を「鈴廣」に。2020年で創業から155年、現在の本店を置く風祭の地に暖簾を掲げてからも60年近い年月を数え、かまぼこ一筋に精進を重ねる老舗である。
“かまぼこづくりは魚のいのちをお客様のいのちに移し替えるお手伝いをしている”との考えの元、〈鈴廣かまぼこ〉では小田原かまぼこの伝統製法を守り続けている。大海原に育まれた天然のグチ、国産にがりを配合した、かまぼこ専用のまろやかな天日塩をはじめ、自然発酵の調味料等、すべて天然素材を使用。保存料・化学調味料・合成着色料は一切加えないのが信条だ。製造の現場には、水産練り製品製造1級技能士という厳格な国家資格を擁する熟練職人が在職し、吟味した素材のみを使って一本一本丁寧に、魚本来の旨みを活かすかまぼこづくりに日々真摯に向き合っている。
〈鈴廣かまぼこ〉では、かまぼこを通して様々な愉しさを提供する施設運営にも積極的に取り組んでいる。土産物屋の「鈴廣かまぼこ本店」、「鈴なり市場」、かまぼこの工場見学やかまぼこづくりを体験できる「かまぼこ博物館」、伝統建築の和食処「千世倭樓」、小田原の海・山の幸が味わえるバイキングレストラン「えれんなごっそ」、箱根登山鉄道の中で飲食できる「えれんなごっそCAFE107」等、観光にお越しの際には是非お立寄りを。
ご自宅用から、大切な方への贈りものにもふさわしい超特選品等、実に様々な種類のかまぼこのご用意があるので、ウェブサイトを御覧の上、お好みの品を見つけていただきたい。




店舗情報
鈴廣かまぼこ
住所 | 神奈川県小田原市風祭245 |
電話番号 | 0465-22-3191 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 無休(臨時休業有り) |
ホームページ | https://www.kamaboko.com |