高山荘 華野

日本文化の粋を集めたスイートルーム
上質な大人時間を愉しむための温泉宿
関西の奥座敷「有馬温泉」。その有馬温泉の中でも、鉄分を多く含み茶褐色をした「金泉」と無色透明のラドン温泉「銀泉」の2つの湯を愉しめる宿はわずかに数軒。ご紹介する〈高山荘 華野〉も、そのうちの一軒である。1956年の創業当時は5部屋であった同宿も、現在の客室は16室。どの部屋に宿泊しても、落ち着きのある和で設えられており、ゆっくりお過ごしいただける。
中でも、2022年4月に誕生したスイートルーム「双葉葵」は、数奇屋建築では日本随一の名工、京都の中村外二工務店が手掛け、広さは約88平米。和室8畳とベッドルーム、銀泉の温泉が付帯する贅沢な間取りである。
使う建材からアメニティに至るまでこだわったと言う「双葉葵」は、先ず和室の床柱を選ぶことから始まり、赤松の皮付き丸太が選ばれた。和室は全て茶室寸法で仕上げられ、名栗仕上げの縁側や、葦と藤蔓で編んだ下地窓が、日本の伝統芸術の趣を醸し出している。ベッドルームには、中村外二工務店が施工したニューヨークのロックフェラー邸のイメージを踏襲し、さらに吉村障子を入れてモダンな雰囲気に仕上げている。ウォークインクローゼットや、二槽シンクを備えたゆとりある洗面所、トルコの高級ブランド・ハマム社製のバスローブは、このスイートルームのために探し回ったこだわりの品で、その肌触りは格別。世界中の高級ホテルやスパ御用達の逸品など、顧客満足に徹したスイートルームになっている。
食事は、個室料亭「遊山」にて。月替わりの旬菜会席や、神戸牛ステーキの特選会席に舌鼓を。朝食では、これを目当てに宿泊される方もいらっしゃるという人気の引き上げ湯葉を愉しめる。
「双葉葵」は、1泊お1人様13万円以上という高額の価格帯にもかかわらず人気の部屋なので、早めのご予約をおすすめする。
季節の花々と完成度の高い料理、この上なく上質な室礼で迎えてくれる〈高山荘 華野〉。ここは静かに流れる時間を感じながら大人だけに滞在が許される、至極の温泉宿である。








店舗情報
高山荘 華野
住所 | 兵庫県神戸市北区有馬町400-1 |
電話番号 | 078-904-0744 |
宿泊料金 | 2名様の場合、1名様 双葉葵 132,000円〜 他のお部屋 38,500円〜 (1泊2食付き、税サ込、入湯税150円別) |
ホームページ | https://www.arima-hanano.com |
この施設ではJapan Brand Collectionメンバー様に、
特別なサービスをご提供しています。
※ご来館の皆さまに静かな時間をお過ごしいただきたいため、12歳以下のお子さまと10名以上の団体様のご利用はご遠慮いただいております。全館禁煙。