髙野屋

ぼらの卵を使用した日本のからすみの元祖である製品の数々。将軍家や宮内省にも献上された歴史を持つ
延宝三年創業より将軍家・宮内省御用品
としても愛されたからすみ専門店
江戸の時代より日本の三大珍味と謳われるからすみを、現在も一筋に作り続ける〈からすみ元祖髙野屋〉の創業は延宝3年(1675年)、今から340年も前のこと。以来13代にも渡り、伝統の製法を守り製造販売してきた。
ギリシャ・エジプトに産し、古くより塩漬けとして食膳に上がってきた、からすみが長崎に伝来したのが、340年前の昔。当時は、サワラの卵で作られていたものを、初めてぼらの卵で製造したのがこの髙野屋。ぼらの卵を1週間以上も塩漬けにして、1日かけて塩抜きをする。板に並べて一晩、重しをかけて整形して干す。丁重な工程により作り上げられる、からすみの琥珀色の輝きはなんとも美しいこと。絶妙な辛味とねっとりとした濃厚な味わいで、多くの食通の愛用品としてその名声を博し、正徳2年(1712年)より長崎奉行を通じ、宮中及び将軍家の御用品として献上されることとなる。
築町県庁坂通りに位置する昔情緒溢れる店構えの店内には、一子相伝の技を貫く、創業当時から変わらぬ味のからすみ製品が並ぶ。今も尚、食通を唸らせ続ける昔ながらのからすみは、日本酒やワインとの相性の良さはもちろんこと、パスタや炒め物など様々な料理にも使用され、多くの人の舌を喜ばせている。
東京の日本橋高島屋に有る「LE CAFE de Joel Robuchon」にて提供される、同店のからすみを使った季節限定メニューも大好評だ。また、オンラインでの販売も行っておりインターネットでの購入も可能。徳川の将軍家をも唸らせた美食、最高級珍味の本物のからすみは、ここ髙野屋でしか味わうことのできない極上の逸品。一度食べたらヤミつきになるこの味を是非、あなたにもご堪能いただきたい。


スライスからすみ (5 枚入り税抜き 800 円~ )

からすみほぐしを使用したからすみのパスタ

宮内庁に収めていた時のからすみ製品
店舗情報
髙野屋
住所 | 長崎県長崎市築町1-16 |
電話番号 | 095-822-6554 |
営業時間 | 平日、土曜日 9:00~19:00 日曜、祝日 9:30~18:00 |
定休日 | 元日のみ |
ホームページ | http://www.karasumi.jp/com |