エクスペディア、日本語を皮切りにアジア言語の検索機能を強化、シンガポール企業と共同でAIソリューション開発

エクスペディア・グループは、アジア人旅行者向けのオンライン検索機能を強化する。AI Singapore(AISG)とAIソリューションの開発で協力。アジア言語での旅行検索クエリ、すなわちユーザーが検索時に入力する単語やフレーズの理解度や検索結果の精度を向上させるのが目的。社内チームを編成し、AISGと連携して取り組みを進める。

AIソリューションの開発では、AISGが企業と研究者をマッチングさせている主要プログラム「100 Experiments (100E)」」を活用する。開発が完了すると、旅行検索クエリのパターンやアジア言語に対する理解が深まり、よりニーズに合ったサービスを提供することが可能になる。

同社によると、インターネット利用者の25%がオンライン上で英語を使用し、現在の検索エンジンは英語による旅行検索クエリの理解と結果提供には優れるが、日本語、韓国語、中国語となると、パフォーマンスが著しく下がり、検索結果の精度も低下しているという。プロジェクトチームはまず、自然言語処理と機械学習を活用してAIベースのモデルを開発。日本語を皮切りに検索クエリの理解度と結果を向上させたうえで、他のアジア言語でも展開を図る。

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