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ポルシェ初のEV「Taycan」正式公開! 2モデル、1600万円から

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言わずと知れたドイツ高級車ブランド、ポルシェにとって初の電気自動車(EV)となる「Taycan」が9月11日、ドイツ、カナダ、中国の3カ所で同時に正式披露された。

フラッグシップモデルとなるTurbo Sと、S より性能が抑えめのTurboの2種で、価格はそれぞれ18万5000ドル(約2000万円)〜、15万900ドル(約1600万円)〜となっている。

・2.8秒で時速100キロに

コンセプトが発表されて以来、消費者のTaycanへの関心は高く、それに応えるかのようにポルシェはこれまでティーザーなどを次々と公開してきた。また、注目を集めていただけでなく、実際に予約もすでに2万件を超えるなど人気もあり、それだけに今回満を持しての発表だった。

Taycanは4ドアのスポーツセダンで、Turbo SとTurboではパワーなどが若干異なる。まずTurbo Sの出力は560kWで、時速100キロに到達するまでにわずか2.8秒しかかからない。

一方のTurboの出力は500kW。時速100キロまでの加速所要時間は3.2秒だ。トップスピードは両モデルとも時速260キロとなっている。また、気になる航続距離はというと、WLTP基準でTurbo Sが412キロ、Turboは450キロだ。

・Hey ポルシェ!

もう一つ、性能面で大きなセールスポイントとなるのが、800ボルトでの充電に対応するバッテリーの搭載だろう。通常のEVは400ボルトなのでその倍となり、バッテリー残量5%から80%に充電するのに22.5分しかかからない。

また内装や操作性にもこだわりを見せていて、ダッシュボード中央に10.9インチのディスプレイを設置し、オプションで助手席前にももう一つディスプレイを設定できるようになるとのこと。

ディスプレイで操作する空調や音楽、ナビゲーションなどを「Hey ポルシェ」と話しかけて音声でコントロールできるのもユニークだ。

ポルシェはTaycanの納車を年内に始める。すでに将来を見据えて2025年までに生産車両の半分を電気タイプにする計画だ。

Porsche

(文・Mizoguchi)

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