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- オーストリアで新型コロナウイルス関連の規制の緩和が始まった。設計事務所のスタジオ・プレット(Studio Precht)は、ウィーン市民が安全にアウトドアを楽しめるように、社会距離戦略にマッチした新たな公園をデザインした。
- 「パーク・ド・ラ・ディスタンス(Parc de la Distance)」は、生垣で仕切られた小道があり、上からは指紋のように見える。入り口では小道の混み具合を教えてくれる。
- スタジオ・プレットの共同設立者、クリス・プレット(Chris Precht)は、今回のパンデミックをきっかけに、市民は自然の中で楽しむひとときの重要性を実感していると考えている。
- 新規感染者の減少を受けて、オーストリアは4月14日、ヨーロッパで最初にロックダウンを解除した国の1つになった。現時点ではホームセンター、小規模店舗、国立公園が再オープンしている。
- 市民は今ではより多くの公共スペースを利用できるようになったが、それでもなお、社会距離戦略として人と人との距離を少なくとも約90センチメートルは空けるよう求められている。
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ウィーンのリヒテンシュタイン宮殿の庭園や他の国立公園は3月15日以降閉園していたが、ようやく規制が解除された。新規感染者の減少を受けてロックダウンが解除されたオーストリアで、公園は公共の集いの場として最初に再オープンされた場所の1つだ

Source: Financial Times, Foreign Policy
オーストリアでは段階的に規制が解除され、市民は公園に入ることができるようになったが、引き続き、社会距離戦略のガイドラインを守らなくてはならない

Source: Metropole, Foreign Policy
オーストリアのスタジオ・プレットは、この新しい行動基準に着想を得て、社会距離戦略に対応した新たな公園をデザインした。設置場所はシェーンブルン宮殿とベルヴェデーレ宮殿の間にある空地を想定している

Source: Precht
「現時点では、来園者同士が安全な距離を保てるように公園をデザインした」とプレットはプレスリリースで述べた。「パンデミックが終息すれば、都市の喧騒から逃れ、1人の時間を持つために、この公園が利用されるだろう」

Source: Precht
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(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)
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