さあ、今日はうまい寿司を思いきり食べるぞ！という時。気の利いた肴で一献傾けたい気分の夜も。大切な方との来店はもちろん、飲み会の〆に一人でふらりと立ち寄るも良し。
ご紹介する〈寿司割烹 空海〉は、様々な場面で使える店である。オープンは2019年4月。店主の村木未来氏は、16歳から都内の名店で修業を重ねた、寿司と和食一筋の料理人。人柄も良く、その味に期待が集まる注目の店だ。
千葉という土地柄を活かし、毎朝仕入れる房総の瑞々しい地魚をふんだんに使う。他にも、北海道産を中心に厳選した雲丹やイクラ、食通からも高く評価される愛媛県産のダテマグロなど、日本各地の素材を使って寿司や料理を提供する。酢飯は赤酢と白酢を用意し、素材によって最適なものを組み合わせる細やかさも嬉しいではないか。
お好み握りはもちろん、毎日替わるおすすめの一品料理から、イクラの小丼といった定番品、さらに寿司のコースまで、お品書きは実に豊富。とにかく“美味しいものでお腹いっぱいになっていただきたい”という太っ腹の村木氏。特に、コース料理の充実度は目を見張るものがある。コースとはいえ、決して押し付けることはしないので、食べたい魚や調理法などのリクエストも大歓迎。料理人とお客様が一緒になって創り上げていく、一期一会の最高の味。それが村木氏の理想とするスタイルだ。
もう一つ、同店ではまだ珍しい女性の寿司職人が店主と並んでカウンターに立つ。本記事読者の皆様には、男女で区別することなく、若き職人をどうぞ見守り育てていただきたい。
ジャズが流れる店内はカウンターとテーブル席の簡潔で居心地の良い空間。接待や記念日、ご家族でのご利用はもちろん、県外の方に房総の味をご紹介したい…など、様々なリクエストにも応えてくれるので、どうぞお気軽に暖簾をくぐっていただきたい。
