旅館 花屋
後世に残す大正浪漫の趣と日本文化の粋を
色濃く感じられる国登録有形文化財の宿
その昔、塩田北条氏の下で栄えた別所温泉・塩田平地区には古い寺院が多く、寺院の建設に携わった宮大工も多く住んでいた場所。大正6年に創業した〈旅館 花屋〉は、その宮大工たちが手掛けた宿である。6500坪の広大な敷地に総建坪1500坪の建物が点在し、各棟は趣ある渡り廊下で繋がれている。数奇屋造りの館内には、和と洋が融合する大正浪漫が感じられる空間で、ほぼ全館が国登録有形文化財の指定となっている。
遊郭から移築した天井絵や一刀彫りの化粧柱がある客室など部屋ごとに造りが異なり、調度品なども当時のものが数多く残されている。貴賓室「桜御殿」は、旧上田藩の武家屋敷を移築。玄関や床の間、書院など、随所に質実剛健な様式美を再現。檜の露天風呂も備えられ、武家屋敷に逗留できる客室として人気も高く、知的探求心を満たす滞在を体験していただける。2023年4月には、洋室3室からなる「本館 THE MAIN」もオープンしており、伝統と文化を守りながらも時代のニーズに合うよう進化も続けている。
宿では3つの大浴場をご用意。「大理石風呂」は浴槽と床と壁面に大理石が使用され、特徴的なドーム型の天井とステンドグラスから溢れる光に癒される。伊豆若草石で造られた「若草風呂」はその名の通り若草色の湯船がとても美しい。そして、自然の中でゆっくりと湯浴みを愉しめる露天風呂。3つの風呂はもちろん別所温泉の湯を源泉かけ流し。肌にしっとり吸い付くような優しい湯の感触を、手足を伸ばして存分に堪能できる。
夕餉は天井を渡る松の梁が見事でクラシカルモダンな雰囲気がある食堂または、寺社様式の折り上げ格子天井が見事なダイニングにて。和の繊細さが際立つ彩り豊かな本格会席料理を、宿厳選の日本酒と共にご賞味いただける。また、特別室や離れに宿泊のお客様は、客室もしくは個室に食事が用意されるので、気兼ねなくゆっくりお召し上がりいただける。
受け継いできた日本文化の風格を今に感じる空間で、非日常のひと時をここ〈旅館 花屋〉で。
店舗情報
旅館 花屋
住所 | 長野県上田市別所温泉169 |
電話番号 | 0268-38-3131 |
宿泊料金 | 2名様1室 1名様 27,650円~ (1泊2食付、消費税込・入湯税込) |
ホームページ | https://www.hanaya.ne.jp |