ご紹介の〈日本料理 潤花〉は、円山公園駅から徒歩約5分。緑豊かなロケーションに、こだわりのショップが点在する大通から1本筋を入ったビルの地下にある。定山渓の名旅館「ぬくもりの宿 ふる川」を手掛けた設計士による空間は、しっとりと心の和む美食のための隠れ家である。
店内に入るとすぐ左手には、ワインセラーならぬ「器セラー」の棚が配されており、訪れるお客様の目を愉しませてくれる。納められた器の数々は、店主が二十歳の頃から独立を目指して少しずつ集めてきたもの。「日本料理と花」をテーマとする同店の料理に、より一層の彩を添える大切な存在でもある。
厳選した北海道の旬の食材を中心に、天然の羅臼昆布とめじまぐろで取る出汁を使って仕立てる椀物や炊き物、そして、お造りや焼き物などの料理の数々が、季節に合わせた美しい皿に盛り付けられると、まるで四季折々の花のよう。すみれ・ききょう・らん・りんどうと、4つの花の名を持つコース料理のご用意があり、お客様のペースに合わせて一組ずつ炊き上げる〆の土鍋ご飯がこれまた美味。
誕生日や還暦、古希のお祝い、顔合わせや結納といった際の会食はもちろんのこと、花見や行楽、会合など、様々な場面に合わせたお弁当も用意できるので、どうぞご利用を。また、ランチコースもお手頃な価格で味わえるとたいへんに好評だ。
ANAプレミアムクラスの機内食を5度にわたり監修した店主中田氏は、「日本料理を通じて笑顔になっていただきたい…。」という想いを料理に込め、そして器に託す。そこには、ふと目にした路傍の花に思わず笑顔を誘われるようなやさしい気持ちが宿る。
美しい器と季節の料理でもてなす一期一会の極上の料理の数々を、ぜひあなたご自身の目と舌でお愉しみを。
