次のパンデミックや世界の終わりに備える地下の家…屋内菜園や地下プールも完備


次のパンデミックに備える地下の家

「地下の家・プランB」のイメージ。

Courtesy Sergey Makhno Architects

  • ドームズデー(人類滅亡の日)に備える地下シェルターの設計コンセプトは、黙示録に耐える生活を再定義している。
  • 「地下の家・プランB」と名付けられた、空飛ぶ円盤型の地下シェルターは、耐火性の高度なセキュリティシステムと、地上の家のようなモダンな快適さを兼ね備えている。
  • この家はLEDライトやプロジェクションマッピング、草木などを用いて、住民に外にいるように感じさせる。
  • ウクライナのキエフを拠点とするSergey Makhno Architectsが発案した。
  • 2~3世帯と使用人が快適に生活できる、ラグジュアリーな地下シェルターの内部を見てみよう。

ミニマリスティックな現代的デザインで知られるウクライナのデザイン企業、Sergey Makhno Architectsは、地上の家のような快適さがあり、安全性も兼ね備えた地下シェルターをデザインした

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



「地下の家・プランB(Underground House Plan B)」と呼ばれるこのコンクリート製の家は、屋根に空飛ぶ円盤のようなヘリポートがある

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

この地下シェルターは構想段階だ。プロジェクトの段階に進むと、コンセプトに沿って施工業者とともに細部を作り始める。

出典:Sergey Makhno Architects



密閉型換気システム、治療室、家のどこからでもアクセスできる耐火性避難装置のおかげで、住人は一度中に入ると外の災害から完全に守られる

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



地下シェルターに入るためには、殺菌シールドを通過しなければならない

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



そこから、らせん階段とエレベーターで、地下50フィート(約15メートル)にあるリビングへ

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



窓の代わりに、LEDライトで太陽光を再現している。外の世界を思い起こさせるよう、室内装飾に石や木などを取り入れている

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



Sergey Makhno Architectsは、このようなデザインを通して「窓の外の青空を見るような、地上にいるような錯覚を起こしたい」と述べている

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



プランBは現状では、子どものいる家庭2~3世帯と、使用人とその子どもを収容する設計だが、より多くの人数を収容するように変更することもできる

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



2つの主寝室にはそれぞれ、収納スペースとバスルームが付いている

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



一方の主寝室は、天窓から光が届いているように見える、ツタが生えた壁がある

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



もう一方は、石庭と山や木、街の風景まであらゆるものを映し出せるプロジェクションマッピングの壁がある

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



「我々は、世界の終わりでなくても住みたいと思う場所を追求した」と、設計者のマリーナ・フレチコ(Maryna Hrechko)は語った

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



住人は、ジムにあるエアロバイクに乗ることも…

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



…夜の海で泳ぐ体験を再現した、屋内プールにも入れる

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



エンタテインメント施設には、大型ソファと5Dサウンドシステムを備えたシアタールームもある

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



専用のドッグパークもある

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



明りや季節の移り変わりが恋しくなったら、円形の瞑想部屋に入る。すると、朝焼けに染まった雲から…

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



…満月や星空まで、照明が変化する

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



植物育成ライトがある菜園スペースでは、野菜や果物を育てることができ…

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



…プロ仕様のキッチンで調理できる

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects



「地上で何が起きても、プランBでの生活は継続可能だ」と、Sergey Makhno Architectsは述べている

次のパンデミックに備える地下の家

Courtesy Sergey Makhno Architects

出典:Sergey Makhno Architects


[原文:An architecture studio designed a luxury underground bunker to prepare for the next pandemic, and it has an indoor pool that's meant to mimic the experience of swimming in the sea. Take a look inside.

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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