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- ストーリーラインズは居住型クルーズ船を建造しており、2025年から世界周回クルーズを開始する予定だ。
- このクルーズ船には100万ドルのワンルームから、800万ドルの2階構造の4ベッドルームまである。
- 同社は販売の状況について「日々勢いが増している」といい、一部の間取りはほぼ完売している。
クルーズ船で生活できるのに、なぜ、数か月間の世界一周クルーズに参加する人がいるのだろう
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もし、残りの人生を海で過ごすことを夢見たことがあるのならば、今がチャンスだ
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ストーリーラインズ(Storylines)は現在、同社初のコンドミニアム型高級クルーズ船、MVナラティブ(MV Narrative)を建造中だ
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そして、2025年には、液化天然ガスを燃料とするこの船は1000人の住人を乗せて地球を永久に周回するクルーズを開始し…
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…乗客にオーシャンフロントビューの絶景を楽しめる永久的な別荘を提供することになる
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全長741フィート(約225メートル)の船には547戸の居住区画があり、およそ1000人の乗客に対応する予定だ
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このクルーズ船には、1ベッドルームから4ベッドルームまで、セミオーダー可能な11種の間取りが用意されている
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家具完備の居住スペースは、リビングルームに壁面収納ベッドのある237平方フィート(約22平方メートル)のワンルームから…
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…2階建構造で広さ1970平方フィート(約183平方メートル)の4ベッドルームの部屋までがある
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大都市の生活費に慣れていないと、この海に浮かぶ家の価格にショックを受けるかもしれない
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最も安いワンルームの価格は100万ドル(約1億4000万円)から、最も大きい物件の価格は800万ドル(約11億1500万円)で、総売上高は15億ドル(約2091億7500万円)になると見られている
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「高価に見えるかもしれないが、大型物件のいくつかは人気が高い」とストーリーラインズのマーケティング担当バイスプレジデント、ケイティ・ドリュー(Katie Drew)はInsiderに語っている
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彼女によると、このクルーズ船の出航は数年後だが、販売はすでに「非常に順調」で、いくつかの間取りはほぼ完売しているという
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これまでに、30代から定年退職後の高齢者までの幅広い層が購入しているという
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この船では、遠隔スクーリングなどの教育機会を確保し、学生の大学受験を支援するアドバイザーも配置する予定だ
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つまり、あなたの子どもも「船上のスイートルーム生活」の夢を実現し、フルタイムで海の上の生活を続けられるのだ
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だが実際には、一般のクルーズ船の利用者と同様、高齢者層やリモートで働く起業家などがこれまでのところ、船内人口の大半を占めている
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ドリューは販売について「勢いは日々増している」と述べ、早ければ2023年後半にも2隻目の船の予約受付を開始する可能性があることを明らかにした
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100万ドル(約1億4000万円)のワンルームマンションと聞けば、敷居が高いように感じるかもしれない
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しかし、地上のコンドミニアムとは異なり、この価格は食事、飲み物、プログラムなどすべてを含んだものだ
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また、ジム、屋外トラック、ゴルフシミュレーターなどのフィットネス施設も利用できる
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しかし、一生を海上で過ごすことを望まないのであれば、64万7000ドル(約9030万円)からの24年賃貸契約なども用意されている
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MVナラティブ号は改修のための停泊を除いて、3年半で地球を一周する航海をずっと続ける
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また一般的なクルーズ旅行とは異なり、各港に1~5日程度滞在するため、乗客は自分のペースで観光を楽しめる
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イタリア・ベニスでの5日間があり…
イタリアのベニス。
Pixabay
トルコのイスタンブールでの3日間…
トルコのイスタンブール。
Dmitry Polonskiy/Shutterstock
そしてモンテネグロのコトルで2日間を過ごす
「(乗客は)船から降り、現地の人と話し、1泊2日でも陸地に滞在して文化を経験したいかもしれない。ただ船に乗り、甲板でマイタイをちびちび飲むのではなく、そうした体験を求める人が増えている」とドリューは話す
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18階建てのMVナラティブの無期限の洋上生活は、あなたが考えるほど単調ではないかもしれない
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乗客が楽しめるように船には20のレストランとバーがあり…
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ラウンジやカヤック、ジェットスキーなどの設備があるマリーナもあり…
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3つのプールとサンデッキもあり…
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サロンや…
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ペットのためのスペースもある
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もちろん、遊んでばかりいる必要はない。リモートワークをする人のためにWiFi、ワークスペース、リース可能なプライベートオフィスなども用意されている%!(EXTRA string= )
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確かにプールやWiFi、高級レストランを備えたクルーズ船には見慣れてはいる
世界最大のクルーズ船の最上階のデッキで楽しむ人々
Joey Hadden/Insider
だが、一般的なカーニバル(Carnival)やMSCが運航するクルーズ船とは違い、MVナラティブにはボーリング場や地ビール工場など、ユニークな設備も多く用意される
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もっと静かなアクティビティを探しているなら、充実した図書館や映画館、アートスタジオで過ごすこともできる
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自分で食事を作ったり、庭の手入れが恋しくなったら、船内の水耕栽培ガーデンで庭仕事をしたり、レジデンシャル・ラウンジのキッチンで料理もできる
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ドリューによると、ストーリーラインズのモットーは、「より幸せに、より健康に、より長生きする」ことだという
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この種の施設としては最大級だという1万平方フィート(約929平方メートル)の健康管理施設を設置することは、同社のモットーを達成するための方策だ
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船内には医師、薬剤師、栄養士、理学療法士などの専門家が常駐し、緊急時のための病院やヘリポートも備えている
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ただ単にスパを楽しみたいのであれば、施設内のメディテーションルームを利用したり、「ウェルネス・ビジット」や「デトックス・トリートメント」などの医療サービスを受けられる
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せっかくの機会なのだから、世界探検の合間に赤外線サウナのセッションを体験してみてはどうだろうか
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(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)