花仙庵 仙仁温泉 岩の湯

花仙庵 仙仁温泉 岩の湯

里山に憩い癒される
旅人をやさしく迎える隠れ宿

　まるで、美術館かギャラリーに飾られたアートの世界に入ってきたかの様だ──。川の音、木の枝を揺らして吹き抜ける風、森の匂い。冠木門をくぐって敷地内を歩いていると、日頃の忙しさはもう門の向こう側だ。ここ〈花仙庵 仙仁温泉 岩の湯〉は、ちょっと贅沢な日常を過ごすためにある。

　長野市内から国道406号線沿いを車で40分程。須坂市の何気ない里山の一角に開業して60年。傾斜した山肌に沿うように広がる館内は、部屋の中にいるつもりが、いつの間にか外廊下を歩いていたり…と摩訶不思議。あちらこちらに、隠れ部屋のような書斎や眺めの良いテラスが設けられ、スマホを閉じて手紙を書いてみようかな、本を読んでみようかな、という気分に誘われる。

　自然と一体となっている外廊下は、まるで森の中を歩いているようだ。雨や雪が降りこむこともある。それを防ぐためにガラス窓や塀で閉じることは簡単だった。けれど、あえて屋根のみに。だから、春夏秋冬それぞれの素のままの季節がすぐ手の届く場所にある。が、一見何気ない床にも暖房を。冬には暖かく寛げる羽織ものを十分にご用意する。広大な敷地全体を野生動物から保護するため、目に見えないところに囲いを施すなど、自然との共生、自然治癒力の増加、それが同館のおもてなしの流儀である。夕食と朝食は、川に面した料亭「深仙庵」の個室にて、お好きな時間に召し上がっていただけるのも、お客様の時間を大切にするという心遣いがあればこそ。

　ご予約は電話のみ。お話を交わしながら人数やお好みを伺って、最適なサービスにつなげてゆくとの方針。小さい子供連れは嫌がられるのでは? いいや、むしろその逆。両親に祖父母に孫世代。3世代の旅も大歓迎。ここは第2のふるさと。湯あみ着で洞窟を探検するような混浴の洞窟風呂や、裏山に広がる散歩道、思わず歓声のあがるライブ感あふれる料理を目の前に、家族の会話もきっと増えるはず。

　〈花仙庵 仙仁温泉 岩の湯〉は、心のふるさと──理想土（リゾート）として、あなたの帰りをいつでも待っていてくれる。

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