amu

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人と人、ワインと人を繋ぐ
心安らぐ大人の隠れ家

　札幌・すすきの界隈に、大人のための止まり木がまた一つ。2022年8月にオープンしたワインバー〈amu〉をご紹介しよう。

　オーナーの久野寛司氏は、食通を虜にしたイノベーティブレストラン「ベイジャフロール」のサービスとソムリエとして活躍。20代前半には、スポーツトレーナーを目指して渡米。帰国後は、接客を学ぶためにウィンザーホテル洞但や、札幌のミシュラン獲得フレンチレストランで修行を積むなど、数々の経験がまさにワインの如く久野氏の魅力的なキャクターを醸し出す。

　漆喰調の塗り壁に白木のカウンターが美しく映える店内は穏やかですごぶる居心地が良い。提供するワインは、久野氏自身のフィルターを通して、「これは飲んでいただきたい」という銘柄を厳選してラインナップ。ヴィンテージものからフレッシュなものまで、ジャンルや年代、産地にこだわることなく様々なワインが愉しめるのも、ここ〈amu〉の魅力。料理人が丁寧に食材を仕込むように、いずれのワインも最高の状態で味わえるようにと、専用の倉庫でしっかり管理されている点も信頼に値する。

　ワインを引き立てる一品も用意され、揚げたての「生ポテトチップス」はホクホクした食感が秀逸。作りたての特製厚揚げや旬のフルーツ、北海道産のチーズは定番のメニュー。

　店名の〈amu〉とは「編む」に因んでおり、「この場所が人と人、ワインと人を繋ぐ場所となるように繋がりを大切にしたい…」との想いから名付けた。また、地元札幌のレストンとのコラボレーションにも積極的で、久野氏セレクトのワインが様々なジャンルの飲食店を盛り上げる昨今だ。

　店は、16時から26時までオープンしているので、お食事前の一杯や、2軒目、3軒目など、〆の一杯を愉しむのにも最適。貸し切りにも対応してくれる。様々なシーンで珠玉のワインをゆっくりと寛ぎながらお愉しみいただきたい。

店舗情報