l'esperance Kayamori

フランス料理の基本を大切に、美しく盛り付けられた料理は、地元柏市の野菜をふんだんに取り入れ、プロヴァンスのテイストも織り込まれた味わいに仕上げられている。ワインはシェフが厳選しているので、料理との相性も抜群。リピーターのお客様には極力違う料理を出してくれる。写真の料理は、「蝦夷鹿とフォアグラのパイ包みトリュフのポワブラードソース」
プロヴァンス仕込みのフランス料理を
おまかせでカジュアルに愉しむ
馴染みのある食材が、「え?」と驚くほどお洒落に美味しく様変わりして出される料理はまるで魔法。ご紹介する〈l'esperance Kayamori〉は、千葉県や地元柏の食材を使ったフランス料理を愉しめる店だ。
フランス・プロヴァンスの名店で修業を積んだオーナーシェフ・萱森広氏が願うのは、お客様一人ひとりが見せる心からの笑顔。そのために、日々真摯に料理と向き合う姿勢は、和裁師として優れた職人である父親譲りの職人気質。そして、萱森シェフの料理に多大な影響を与えたのが、プロヴァンスでの4年間と、世界の料理人が認めるシェフ音羽和紀氏との出会いだ。
プロヴァンスの田園風景の中に佇む田舎の小さなレストラン「ル・クロ・サン・ピエール」は、各国の要人や富裕層がお忍びで訪れるミシュラン1つ星の名店である。本場の空気を肌で感じながら学んだフランス料理の精神、そして、陽光に満ちたプロヴァンス地方の幸福な味。そこで習得した味に一層の磨きをかけたのが、帰国後に入店した栃木県宇都宮市の名店「オトワレストラン」だった。地方フレンチのパイオニア的な存在でもあり、地元の生産者との繋がりを大切にする音羽氏に師事する中で確立したのが、プロヴァンスの味わいを大切に地元の食材を使ったフランス料理。それは「おまかせコース」で愉しんでいただく萱森シェフの土台であり、持ち味にもなっている。
夫婦2人で切り盛りする店は、アットホームで温かな雰囲気に心が和む。ご家族や気心の知れた友人との食事はもちろん、大切な方のおもてなしにも。遠方から訪れた方に、柏の食の魅力を自慢するにもうってつけだ。

「伊達鳥のルーロー ピペラードソースとムール貝のムソーズ」

「舌平目のクッサン仕立てブールブランソース」

「ハタのポワレ デュグレレソース」

「甘鯛の松笠焼き スープ ド ポワソン」

オーナーシェフ 萱森 広氏。2017年1月、地元柏市で地産地消を目指して開店。当初は1,000円のランチプレートから始め、3年辛抱した後にようやく自分の想いを込められる現在の「おまかせコース」のみのスタイルが実現したという
店舗情報
l'esperance Kayamori
住所 | 千葉県柏市中央2-1-3 柏中央ビル 2F |
電話番号 | 04-7115-4409 |
営業時間 | Lunch 11:30~15:00(L.O.14:00) Dinner 18:00~22:00(L.O.20:00) |
平均予算 | Lunch 4,500円 Dinner 13,000円 |
定休日 | 火曜日、月1回水曜日不定休 |
※表記価格は税込み価格です