re:斬

バーを思わせるカウンター席が用意された店内は大人が集う美食のための空間
一般では出回らない魚介に着目し
その美味しさを丁寧な仕事でご提供
北新地、たくさんの建物が隙間なく並ぶ細い通りに建つビルの1階、ヴィンテージ感のある扉からは、一見するとそこが鮨店とは誰にも想像できない店、〈re:斬〉。
“re”は、“reconstruction(再構築)”の“re”、そして「定番を斬る」ことを意味して“斬”。なるほど、イマドキの創作系の鮨か——と思われた方、それは心得違いというものだ。糖度・水分量・粘度の全てをデータ化して整えたシャリに、お客様への提供時間から逆算し、店主自らが神経締めを施す魚もおり、脱水や熟成をかけて美味しさを引き出す。高度な江戸前握りの仕事はまさに本物。では何が “re”であり“斬”なのか…。それは、扱う魚介にある。
大阪の市場をはじめ、地方の漁港に自ら足を運び、そこで培ってきた信頼関係をベースに仕入れるネタは鮮度抜群の一級品だ。ただし、同店では鮪や雲丹、車海老といった花形だけれどもどこの店でも供されるネタの仕入れは控え、これまで名前を聞いたことがなかったような深海魚や、地元の人しか知らない地魚に敢えてスポットを当てている。「地方の港町にある鮨店が都会に出てきたら…」をコンセプトにし、普段は口にする機会が少ないもの、あるいは初めて口にする魚を中心に、どれも素材の持ち味を最高点にまで引き上げる入念な仕事を施し、惚れ惚れするような姿の一貫に仕上げている。
鮨はおまかせで15貫と、たくさんの種類を味わえるが、シャリが控えめなので全てを食べても心地良い満足感に満たされる。神経締めなど魚の下処理を施すことから事前のご予約をお願いしているが、席に空きがあれば当日でもご案内可能ということだ。
きっとご自身がまだ食べたことのない魚介が日本の海には数多くいる。港町を訪れるような新しい味覚の旅へ、あなたも是非に。


神経締めメカジキ大トロ カンポジアペッパー。※写真は一例です。季節や仕入れで内容が替わります

レンコダイ

神経締めクロムツ 玉ねぎ醤油

一般には出回らないような魚や、ブランドに左右されず、その時に美味しい魚を目利きし、その魚の持つ個性を最高に引き出した握りを愉しめる。きっと新しい味との出会い、初めて口にする魚もあるだろう。神経締めキハダマグロ フォアグラソース マグロ節

米のプロと選んだ2種類の米をブレンドし、赤酢でシャリを整える

一味違う魚介が揃うネタ箱

魚の美味しさを引き立てるために独自のタレを用意。トリュフやきのこペーストなども自在に取り入れている


店舗情報
re:斬
住所 | 大阪府大阪市北区堂島1-3-29 日宝新地レジャービル1F |
電話番号 | 06-6147-6611 |
営業時間 | 18:00~23:00 |
平均予算 | 18,000円 ※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://rezan.maus.co.jp |