鹿児島県奄美市︱ここは奄美大島。海の玄関口・名瀬港からも近く、島の繁華街である屋仁川地区には、ショップや飲食店が軒を連ねる。小路の先には濃い緑、そして風に混じるほのかな潮の香りは南の島ならではだ。
ご紹介する〈TEPPAN YAKI 瑠璃〉は、奄美の美味を五感で味わうフレンチベースの鉄板焼レストラン。店名の“瑠璃”とは、奄美大島に生息する、国の天然記念物の美しい鳥「ルリカケス」から。
料理のメインとなる牛肉は、鹿児島県産の黒毛和牛や「宮崎牛」、そして幻とも言われるほど生産量が少ない「奄美牛」。どの牛肉もA4ランク以上が使用され、他に地元奄美で水揚げされる魚介と、新鮮な野菜をふんだんに使った料理の数々を、コースでご賞味いただける。
4つあるコース料理は、牛肉の部位をお選びいただける。中でも、牛肉を「奄美牛」に、伊勢海老を「セミエビ」といった奄美特有の食材に変更するスペシャリテも可能で、ここでしか味わうことができない特別なメニューとなる。さらに、フランス料理のエッセンスを加えて仕上げるのが、パリや南フランスの名店で修業を重ねてきた料理長・安永剛士氏の持ち味であり、その盛り付けの美しさはまさにフレンチそのもの。デザートも目を惹かれる程に美しく、全て安永氏自身が作る。掲載している写真からも、その一皿が鉄板焼の域を超えていることがお分かりだろう。
シャンパンやワインを中心とした目利きのお酒も用意されており、食事のひと時をより一層引き立ててくれる。記念日や大切な方の接待として相応しいのはもちろん、観光でお越しの際には、ぜひ訪れていただきたい店である。
〈TEPPAN YAKI 瑠璃〉は、ここでしか味わえない美味しい奄美を五感で体験させてくれる、鉄板焼の名店である。
