yu-soku gallery 桂ひな

伝統の有職雛からモダンなインテリアアートまで
日本人の美意識を現代の暮らしに。
ご紹介する〈yu-soku gallery 桂ひな〉は、のどかな里山が広がる旧桂村地区にある。創業は昭和5年。明治、大正にかけて栄えた水戸・水府雛作りを修行した初代・小佐畑喜士氏が、旧桂村にて雛人形工房を構えたことに幕を開け、雛人形の製作販売、五月人形、羽子板飾り、破魔弓飾りといった縁起物を扱う工房として、広く親しまれてきた老舗である。店内は、お客様がお部屋に飾った際のイメージがしやすいように、様々なテイストの家具の上に展示され、またフロアごとに部屋のテイストを替える等、現代人の多様化する住空間を意識した提案となっており、そこはまさに小さな美術館さながらだ。
同工房の作品は、茨城県伝統工芸品、城里町無形文化財にも指定されている。海外からの使節の方への進呈をはじめ、皇族の方々が茨城に行幸啓の際には幾度も宿泊先に飾られる等、茨城を代表する伝統工芸品として、重要な役割を担う存在だ。現在、当主として90有余年の伝統を継ぐのは、「桂ひな」の三代目であり人形師として「喜凰」を襲名する小佐畑孝雄氏。氏は、創業当時と変わることのない理にかなった製造工程、そして土に還る素材を念頭に置き、人形の製作をほぼ一人で手掛けているが、単なる縁起物・飾り物を越えた「雛人形はお子様の瞳に映る一番最初のアートである」という考えの元、素材も技法もその表現も本物であることに徹している。
最高峰雛人形ブランド「TAKAO KOSAHATA」は、初節句だけではなく楽しむ調度品やインテリアアートとして様々な用途にご利用いただける逸品で、雛人形の他にも4C=Color・Culture・Craft・Collaborationを踏襲するウォールアート等、現代人の暮らしに溶け込むインテリアアートは常に国内外の注目を集めている。
百年前の日本人が出会っていた美意識を、今も、そして百年後にも。お雛様をお探しの方も、空間を引き立てるアートをお探しの方も、是非お出かけいただきたい。





店舗情報
yu-soku gallery 桂ひな
住所 | 茨城県東茨城郡城里町阿波山1186 |
電話番号 | 029-289-3246 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | http://www.katsurabina.jp |