たけだ

徳島と大阪の食材が調和し、更なる高みへと引き上げる
記憶に残る料理を堪能できる日本料理店
大阪メトロ谷町線の天満橋駅から徒歩にて5分ほど。「釣鐘町」の町名や「釣鐘町通」の通り名の由来となった「釣鐘屋敷跡」の前に建つビルの2階に暖簾を掲げる〈たけだ〉は、店主・武田篤樹氏の故郷である徳島の食材と大阪の食材を使って仕上げる日本料理を味わえる店。
開業したのは2024年10月21日と日は浅いが、提供される料理一品一品の素晴らしさと、その美味しさから、訪れた多くのお客様から高く評価される実力店である。それもそのはず、店主の武田氏は、地元徳島で10年間研鑽を積み、キタの名店「北新地 纐纈(こうけつ)」で料理長として板場を任された実力者。その腕前はお墨付きである。
記憶に残る空間づくりをテーマにした店の入り口には徳島の伝統工芸品である阿波藍を使った藍染に“たけだ”の文字を白抜きした暖簾が掛かり、奈良の吉野檜を配したカウンターには、徳島にある椅子専門メーカー「宮崎椅子製作所」が製作した藍色の座面を張った座り心地のよい椅子8脚を配し、藍色の酒器、暖簾と同じ阿波藍の藍染でつくった折敷やコースターを使うなど、店の所々に差し色のように使われるブルーが印象的だ。
食材は徳島から直送される魚介類と、大阪の地野菜を中心に、全国で旬を迎える特産品や名産品を取り寄せ、旬の味覚を大切にしたオリジナリティ溢れる料理の数々を、店主おまかせのコースで堪能していただける。スペシャリテはご飯ものと一緒に召し上がっていただく徳島の郷土料理「そば米汁(そばごめじる)」。蕎麦の実を塩ゆでして殻をむき、肉や野菜と一緒に出汁で煮込んだ素朴ながらも食材の旨みと上品な出汁の風味が口に広がる逸品。
料理を盛り付ける骨董の器と現代作家が手掛ける食器が料理をより華やかに彩り、徳島の地酒や料理を邪魔しないようにと店主が全国から厳選したお酒と共に、時間を忘れて過ごしていただける。
ここ〈たけだ〉は、店主の感性とこれまでの経験で徳島と大阪の食材がお互いに調和し、更なる高みへと引き上げられた料理、伝統と革新の日本料理を堪能できる店。記憶に残る料理を存分に愉しんでいただきたい。






店舗情報
たけだ
住所 | 大阪府大阪市中央区釣鐘町2-1-6 CONCOM釣鐘FRONT 2F |
電話番号 | 080-3164-3589 |
営業時間 | 18:00~23:00(L.O.20:00) |
平均予算 | 27,000円 ※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 水曜日 |