てんぷら 天白

コースの締めのお食事は季節の食材を使用したかき揚げで天丼か天バラ茶漬けをお選び頂ける
揚げ油の変化も味わう
新時代の低温天ぷら
昼は正午、夜は午後6時。油にこだわる〈てんぷら 天白〉は、営業時間をこの2部制とし、回転なしの一斉スタートで幕を開ける。
都内銀座の名店をはじめ、約20年に渡り修行を重ねた店主曰く「てんぷらは芸術」。太白100パーセントの胡麻油を使用し、定番にこだわらず、季節を大切にした素材選びも目利きが揃う。豊洲市場に自ら出向き納得のゆくものを直接仕入れるため、千葉エリアの他店では用意のない珍しい食材が揃うのも魅力の一つだ。
カウンター6席のみの店内は、いつ訪れても塵一つなく掃き清められ、白木のカウンターが清々しい。ネタ箱に盛り込まれたその日の野菜の瑞々しさが、この簡潔な空間に色を添える。華美な装飾も、音楽もなし。天ぷらの上がる音色こそが至福のBGMである。
昼の部、夜の部ともに、海老にはじまり海老におわるコースが基本。火を入れた最初の油で揚げる海老、一時間後に揚げる海老。同じ海老でも「おっ」と思うほどに味わいが違う。
素材感を引き出すには温度帯と加熱のタイミング通常180度〜200度の高温調理だった天ぷらを、衣の種類や配合、保管方法で、150度という低温調理が可能になり、芋類は40度まで落とす事で更なる素材感を引き出す事に成功した。素材ごとのポテンシャルを引き出す適温の幅が拡がった新時代の天ぷらをぜひご堪能いただきたい。


素材はその日の仕入れによって異なり、その日に店主が一番召し上がっていただきたいと思う素材が供される。いわゆる創作系とは異なり、素材の味を引き立てる絶妙の上げ加減に心を砕く。吟味された素材の最高のおいしさを味わっていただける


冷酒、燗酒、焼酎、梅酒をはじめ、グラスワイン、ハーフボトルワイン、スパークリングまで。銘柄の種類は多くないが、てんぷらとのバランスが考え抜かれた厳選の酒が揃っている。また、同店のてんぷらはロゼワインとの相性が特に良いため、是非一度そのマリアージュをお愉しみいただきたい

20年以上修行を重ねつつも「壊しては造る」を繰り返し素材や油、小麦粉すべてに独自の理論を合わせて新たなスタイルを追求する店主
店舗情報
てんぷら 天白
住所 | 千葉県千葉市中央区本町2-1-21 石井ビル 1F |
電話番号 | 043-221-2505 |
営業時間 | 第1部 12:00開始 第2部 18:00開始 |
平均予算 | 20,000円 |
定休日 | 水曜日、木曜日 |
ホームページ | http://www.tenhaku.com/ |