三輪山本

お食事処では、1年を通して冷やし素麺や温かいにゅうめんをご賞味いただける。写真は細くてコシが強い、老舗自慢の冷やし素麺
創業300年
極細、極上の手延べ素麺の逸品
つるつるとしたのど越しと、目にも涼やかな佇まい。日本の夏に欠かせない素麺の起源は、時を遡ること1300年。索餅(さくべい)と呼ばれる麺の一種が中国から奈良の都に伝わったことに始まるとされている。この索餅は次第に姿を変えながら今の素麺へと至り、三輪地方一円では、日本を代表する素麺の名産地として、この伝統文化を守り育てる素麺店が数多く味を競う。
ご紹介する<三輪山本>は地域で最も古い歴史を持ち、創業300年を迎えた2017年を機に三輪素麺山本から“三輪山本”へと社名を刷新。
全国の手延べ素麺の中でも細麺が持ち味で、とりわけ同社のオリジナルブランド「白龍」は、直径約0.6ミリの極細でありながら抜群のコシを持つ、他社には真似のできないまさに同店の真骨頂と言えるだろう。また、白龍より更に細い直径約0.3ミリという超極細麺「銘品 白髪」、宮内省御用達品の復刻版となる「献上三輪」等、有名料亭からの需要も多く、味にこだわり高価な素材を贅沢に用いた逸品揃い。ご家庭でのご賞味はもちろんのこと、大切な方への贈答品としても必ずやお喜びいただけることと思う。
桜井市の本社には、本場ならではの冷やし素麺や温かいにゅうめん等をご賞味いただける「お食事処」を備え、売店では素麺をはじめ、奈良の名産土産も販売されている。
大和路散策にお越しの際には、素麺の歴史を紐解きながら、その美味しさに触れる愉しいひと時を、ぜひ<三輪山本>でお過ごしを。

手延べならではのコシのある麺を、お湯をかけて電子レンジで温めるだけで手軽に食べられる「にゅうめん」シリーズ。こだわりの特製つゆに4種類の様々な味が愉しめるので、季節を問わず1年を通して味わっていただきたい



「卑弥呼の墓」と目される箸墓古墳の真向い。のどかな環境に溶け込む本社

専用の小麦粉を使用した細くコシがある極細素麺「白瀧」は、〈三輪山本〉を代表するご贈答用素麺の定番でもある。著名なデザイナーによる新パッケージが、気品と風格、力強さを感じさせる
店舗情報
三輪山本
住所 | 奈良県桜井市箸中880 |
電話番号 | 0744-43-6662 |
営業時間 | 10:00~17:00 9月〜3月は10:00〜16:30 (食事 11:00〜15:00L.O.) |
定休日 | 年末年始 9月〜3月は月曜日不定休あり |
ホームページ | http://www.miwayama.co.jp |