伊勢 三玄

磨き込まれた一枚板のカウンターがお客様をお迎えする。椅子に腰を下ろせば、後は次々と出てくる見目麗しい料理を愉しむのみ…。まさに至福の時間をゆっくりとお過ごしいただける
京都老舗料亭で修業を積んだ
店主が手掛ける独自の日本料理
〈伊勢 三玄〉がお客様をお迎えするのは、伊勢湾へと注ぐ宮川のほとり。国道23号線から近く、静かな田園風景の中に佇む個性的な建物は、神の国・伊勢に因み、日本神話をコンセプトにしているということだ。軒先に揺れる清々しい暖簾をくぐって、非日常の時間へとさあどうぞ。
板場に立つ店主で料理人の松原京介氏は、国内屈指の老舗料亭である京都の嵐山吉兆にて9年の修業を経て、出身地である伊勢へと帰郷。開店から料理長を務めた地元の和食店では、東海版のミシュラン一つ星を獲得するなど、全国的にその名を知られる気鋭の若手料理人の一人だ。
無化学肥料・無農薬で育てられた新鮮な地野菜や地魚といった、地元伊勢の食材を中心に、全国から旬の上質な食材を仕入れてつくる料理は、包丁の冴えも見事に日本の繊細な四季を鮮やかに描き出してゆく。修行で培った目利きで仕入れるこだわりの食材は、味を大切にし、旨みを最大限に引き出すよう心掛け、そのやさしい味わいに心も和む。また、骨董・古美術・現代作家といったジャンルを超える多彩な器使いも見どころで、料理をより一層引き立てている。先ずは目で愉しみ、そして舌で愉しむことができる料理の数々は、どれも逸品尽くし。何度訪れても飽きのこない独自の日本料理である。
地酒やワイン、シャンパーニュといった銘酒も目利きのものが揃い、酒器も粋。帰路の運転のご心配なき方は、ぜひ一献を。
すっきりと洗練された店内には、店主との会話も愉しんでいただけるカウンター席と、プライベートな食事に最適な個室があるので、人数やご用向きに応じたご利用を。
美(うま)し国・三重。そして神の国・伊勢で、四季折々、いつ訪れても口福な時間をお約束する日本料理の名店である。

古事記の日本神話をコンセプトにした和風モダンな佇まいが印象的な建物。都会のビル街では体験できない一軒家ならではの雰囲気を醸し出している

写真は料理の一例。季節を感じさせる盛り付けや吟味された器が料理をより一層引き立てる。昼・夜共に会席料理は2時間半、お任せ料理は3時間をかけてゆっくりと味わっていただくように、それぞれコース時間が組み立てられている



店舗情報
伊勢 三玄
住所 | 三重県伊勢市御薗町長屋1362 |
電話番号 | 0596-24-7300 |
営業時間 | 昼 12:00~13:30(L.O.13:30) 夜 17:30~19:30(L.O.19:30) |
平均予算 | 昼 12,000円、夜 20,000円 |
定休日 | 日曜、不定休 |
ホームページ | https://isesangen.com |