太平洋クラブ御殿場コース

太平洋クラブ御殿場コース

世界水準を見据え全面改修
富士を借景にした美しいコース

　秀峰富士を間近に望む眺望が圧巻である。ご紹介する〈太平洋クラブ御殿場コース〉の開場は1977年のこと。「太平洋クラブマスターズ」を前身に、現在の「三井住友VISA太平洋マスターズ」を毎年開催する名門である。2001年開催の歴史に残る「WGC‐EMCワールドカップ」大会最終日、最終ホールでアメリカチームのタイガー・ウッズプロが奇跡のチップイン・イーグルを決めてプレーオフに持ち込んだ熱戦をご記憶の方も多いことだろう。

　2018年には世界的コース設計家のリース・ジョーンズ氏を設計に、世界のトッププレーヤーである松山英樹プロを監修に迎え、17年ぶりにコースの全面改修工事を敢行。Restoration——原点回帰を主眼とし、日本を代表するゴルフコース設計家である故加藤俊輔氏のルーティングはそのままに、世界水準を見据えたコースへ変貌を遂げた。トーナメントティーは7327ヤードへ、81ヤードのみの拡張だが、全ホールのハザードの位置・数・大きさを見直し、バンカーは63個から84個へ。さらに、IP（インタークロスセクションポイント）も250ヤードから現在のトーナメント基準である280ヤードへと変更。樹々を伐採することで富士山がより美しく望めるようになった新コースは、ゴルフ誌のベストコースランキングNo．1に選ばれる等、名実共に日本を代表するコースだと言えるだろう。

　また、メンバーシップクラブのフラッグシップコースとしてコースのみならず、接客、食事、キャディーの質にもこだわりがあり、クラブハウス別棟の「Select The Club」は、ゴルフが愉しくなる上質なライフスタイルを提案してくれるセレクトショップとして人気が高い。

　コース・施設・スタッフの全てにおいて世界基準。最高峰のゴルフを、世界文化遺産・富士山を望みながら、ぜひラウンドしていただきたい。

店舗情報

太平洋クラブ御殿場コース