日本料理 真営
![2024ishikawa_shinei10 伝統的建造物群保存地区に指定されている東山のひがし茶屋街に佇む同店外観。築100年を越す風格ある日本家屋に真っ白な暖簾が揺れる様子が何とも風雅だ](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024ishikawa_shinei10.jpg?w=956&h=717&ssl=1)
一客一亭の精神でお客様をおもてなし
正統派日本料理を風情を感じる空間で愉しむ
〈日本料理 真営〉がお客様をお迎えするのは、金沢屈指の観光スポット・ひがし茶屋街。粋な大人の社交場としてにぎわった当時の面影を残す風雅な露地に、真っ白な暖簾が今宵も揺れる。屋号の「真営」は、江戸時代の形而上学書「自然真営道(じねんしんえいどう)」から。この書こそが、同店の店主が料理の道へ進むきっかけとなったことに因んでいる。
大阪・京都の名店にて修業を積んだ後、同店を構えたのが2022年のこと。お料理は非常に洗練された正統派日本料理で、伝統的な茶懐石に根差し、その流れを汲むものである。構築されたところからの引きの美こそがハレの料理でありかつ同時に究極のケの料理にもなり得るような—そうした図太く研ぎ澄まされた料理を志向している。和敬清寂の茶道精神に見られる日本人のこころを尊重し、命としての食材を用いたパフォーマンスを控え、また皆敷や花でお料理を飾らないありのままで、懐石の本道をいく。
また、同店は築100年を越える日本家屋で、金沢の伝統的保存建造物として指定されている。設計・デザインは店主自らによるもので、過度な装飾を控えた店内は静謐で心地良く、およそ800年前の博物館級の掛け軸や2,000年前の神代木を用いたカウンターといった古美術が存在感を放っている。お料理が盛り付けられる器も美術館級の極めて希少性の高い骨董品。奇抜さや派手さとは対極にある本物だけが放つ輝きが、この店にはある。
カウンター6席と4名様がご利用いただけるテーブル席のご用意があるが、いずれも1日1組のみ。これは、千利休自らが2畳の茶室「待庵」にて、ただ1人の客人をもてなした“一客一亭”の精神を仰ぎ、正直に、謙虚に、そして丁寧に、心の通ったおもてなしのできる店でありたいとの想いから。
身構えることなく、いつものご自身の自然なままで、心に染み入るような酒食のひと時を大切な方と分かち合っていただきたい。
![2024ishikawa_shinei4 写真はお料理の一例から。お料理を盛り込む器は店主自らが蒐集したものもあり、美術館級の骨董価値の高い器を惜しみなく使っている。器好きの方にとってもまさに眼福](https://i2.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024ishikawa_shinei4-e1697688782667.jpg?w=599&h=476&ssl=1)
![2024ishikawa_shinei8 2024ishikawa_shinei8](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024ishikawa_shinei8.jpg?w=353&h=236&ssl=1)
![2024ishikawa_shinei7 2024ishikawa_shinei7](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024ishikawa_shinei7.jpg?w=353&h=236&ssl=1)
![2024ishikawa_shinei5 2024ishikawa_shinei5](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024ishikawa_shinei5.jpg?w=408&h=306&ssl=1)
![2024ishikawa_shinei2 ゆったりとお寛ぎいただける欅の一枚物のテーブル席。設えられたシャンデリアは20世紀初頭のフランスのアール・ヌーヴォー様式ドームナンシーの洋一点。左手に見えているのが、掛け軸「鎌倉時代阿弥陀仏如来来迎図伝恵心僧都筆」。鎌倉時代のもので800年前のもの。](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024ishikawa_shinei2.jpg?w=544&h=306&ssl=1)
店舗情報
日本料理 真営
住所 | 石川県金沢市東山1-12-4 |
電話番号 | 076-255-2439 |
営業時間 | 18:30~ |
平均予算 | 29,000円 |
定休日 | 不定休 |
※平均予算は税込み金額の目安です